隣のおじさんが 「 瓜食べるかい 」 というので浅漬けにするような大きな瓜かと思ったら胡瓜でした。


関東では、キュウリもウリというのかしら。


棘がチクチク、元気です。


そこを包丁でそいで、ぶつ切り。


塩で揉んで、冷蔵庫で冷やしては休憩時間にいただきます。


これが労働の後にはピッタリなのです。



これには、思い出があります。


碓氷製糸に勤めていた頃、夏にいただいたのです。


午前と午後にある数分の休憩時間にくださる方がありました。


真夏の繰糸場。


繭を煮る匂いと蒸気。


9粒ほどの細い生糸が切れないように、締め切られた窓。


これをいただいた後の体の楽なこと。




瓜といえば、


夕方になると、工房に烏瓜の花が咲きます。


昨年は見ませんでした。


植物の種は、10年くらい土の中で生きていると聞いたことがあります。


工房の庭は、10年以上手が入っていなかったので、草刈りをする度に植生が変化しておもしろいです。


夕暮れに真っ白な花。


絹のように美しいなと思います。



皆さま、暑い日が続きます。


お身体に気を付けてください。


暑中お伺い申し上げます。




烏瓜の花