国道372号線の郡上市明宝地区から、国道156号線の同市白鳥町まで、県道82号線がとおっています。同じ郡上市内とはいえ、これら二つの地区は地図上では隣接していますが、かなり離れた位置にあります。二つの国道は八幡町で分岐しており、それぞれ異なる方向へと進むため、県道82号線はその近道的な道路となります。

 ただし、県道は二つの地区の境界付近で林道に変わり、この林道が県道を繋いでいます。その林道区間は約10km。勇んで林道に入りました。

 

   寒水の最奥集落から県道をさらに進むと山中に小さな神社があった。

 

 階段登り口にこんな石標。明宝村だったころのものだが果たして狛犬はあるか?

 

 神社まで上ってみる。何もない。貴重なものなので移動したのかな。

 

   神社の周辺にこんな植物が群生していた。

 

 調べるとコセリバオウレンの果実(種子)だった。花の咲くころは見事だろう。

 

   神社を後にして先へ進む。道路わきのニガナ。里ではほぼ花期は終わった。

 

   暗い林内から白く浮かび上がったようなガマズミの花。

 

 

   群生していたキケマン。

 

    この後、道路沿いにずっと咲いていた。

 

   麓ではウツギが咲いていたがここではタニウツギだった。

 

   タニウツギに飛来したミヤマカラスアゲハ。後翅の青色が美しい。

 

   はばたきしながらしばらくこの花で吸蜜していた。

 

  神社付近で標高約850m。そこから高度差150mくらい上った区間までの

  景色でした。さらに上って行きましたがまた明日に。