久しぶりに各務ヶ原市と関市にかけて広がる「自然遺産の森」へ出かけた。ここの林道でフェレットを連れた御夫婦に出会って以来だから約3か月ぶりとなる。

 歩いていると木陰のやや湿った感じの場所にボントクタデが群生していた。小さな目立たない花が咲き、蝶たちなどのいろいろな昆虫が飛来していた。

 

 林道脇に10m位にわたって群生していたボントクタデ。

 

  花穂は先端が曲がって小さな花がまばらに咲いている。

 

   花は3mmくらいで目立たない。

 

  この小さな花に昆虫が集まってきていた。穂先にぶら下がるホソヒラタアブ。

 

    トックリバチ(種類不明)も小さな花で吸蜜。

 

    花穂の下で獲物を待つクモ。

 

         キタキチョウ

 

     キタキチョウより一回り小さい蝶。ツマグロキチョウか。

 

 

    小さなヤマトシジミ

 

   オオシオカラトンボ♂

 

   これは単に休息にきただけだろう。

 

  蓼類は噛むと辛味があり、昔は香辛料に使用されていたこともあるらしい。

  ボントクとは「凡篤」で役に立たないことらしいが、ボントクタデは辛くな

  いので香辛料にならないから名付けられたとか。イヌ(否)タデも同様。

  しかし、小さくて見栄えのしない花でもこれだけ虫たちを呼ぶことは決して

  凡篤ではない。