馬瀬川は下流にある岩屋ダムに流入し、最終的には下呂市金山町で飛騨川に合流する。長く水量も多い鮎釣りの盛んな川である。その川は旧道に入る付近から山が両側から迫り細くなるが、水量はまだ多いので渓谷のような渓相になり、美しい景色を見せてくれた。

 

 馬瀬川上流はこのような岩が多くなる。

 

 旧県道沿いにこのような岸壁に囲まれた峡谷があり見事だった。

 

 その右手前の岩には赤い花が群生していた。

 

イワツツジ(サツキ)だった。弓掛川でも見たがここではいたる所に咲いていた。

 

 渓流とイワツツジ。夏に涼感を呼ぶ。

 

 このような過酷な環境に咲くイワツツジの生命力の強さを感じる。

 

旧道は終わる。ここは高山市清見町内。川にせり出した岩にもイワツツジ

 

馬瀬川が高山市清見町に入る辺りは川が何度も蛇行し橋が連続する。このよう

な立派な橋が次々と。車はあまり通らず橋の上から撮影できるのでありがたい。

 

 橋の下の大岩にもイワツツジ。

 

 イワツツジと一緒にギボウシも咲いていた。

 

   川沿いに咲いていたヤマアジサイ。

 

    ヤマアジサイの近くのシダにハサミムシ。

 

この後まもなく県道257号は県道472号(通称せせらぎ街道)にぶつかり終わる。

馬瀬川は県道472号線に沿って高山市街方面へ向かってまだ続くが、せせらぎ街道

から郡上八幡町で国道156号線で帰宅するので、馬瀬川はここで見納めとなる。

 

坂本峠を越え郡上市明宝地区を下る途中の景色。川は郡上八幡町で長良川

に合流する吉田川の上流。飛騨を越えて美濃に戻った。

 

 郡上市明宝小川から下呂市馬瀬、高山市清見町と長い記事になりました。

 弓掛川や大規模林道、馬瀬川と巡りました。先日の大雨で馬瀬川も増水

 したと思われるがイワツツジは健在だろうか。気になるが強い生命力で頑張る

 ことでしょう。最後までご覧いただきありがとうございました。