当地にもようやく紅葉の季節がやってきた。まだ少し早いかなというくらいだが、もともと紅葉のスポットなど特定の場所以外は楢や栗などの落葉広葉樹がほとんどなので、鮮やかな紅葉の風景とは言い難い。
近郊の山野を歩いてみると紅葉ばかりではなく晩秋を感じさせる景色や生きものに会うことができた。
ススキの向こうの山は少し紅葉している。
高山本線の列車が通過する背景も紅葉しはじめていた。
バックが暗い位置から見るとススキの穂綿が舞い上がっているのが見えた。
池の端のヤナギ
その池の上に無数の羽虫が舞っていた。ススキの穂綿と似ているがこれはユスリカの集団で蚊柱という雄の求愛行動。口器はないので刺すことはなく食事もしない(できない)。寿命は長くて5日ほどだとか。はかない命だがその間に子孫を残す繁殖行動を行うらしい。
これは綿虫。集団ではなく3~4匹で飛んでいる。体長は約5mmで白い綿のようなものを纏う。
雪虫ともいい北海道ではこの虫が発生してから数日間で雪が降るとか。
暖かい日中にはアキアカネもまだ姿を現す。
成虫で越冬するキタテハもまだ元気である。
四季ザクラが満開状態。
これも晩秋の景色である。
桜と紅葉のコラボもこの時季ならではのもの。
小さな生き物などに出会った日となった。当地の黄葉はこれからが本番というところです。