温見峠を越えて福井県へ入ると、岐阜県側より明るく開放的
な感じがした。周囲の山は針葉樹ではなく落葉広葉樹が多い
こと、道路の谷側は樹木がなく視界が広いからだと思われる。
峠付近は九頭竜川の源流になっていて、小さな沢がいくつ
も流れ込んでおり、その周辺には必ず何らかの草花が見られた。
温見峠を少し下った付近から福井県側を見る。正面の山は銀杏峯(げなんぽう)か。
キツリフネ
1か所だけだったがダイモンジソウがあった。
3年ほど前に木曽川畔で見て以来である。
この花は最初はゲンノショウコかと思ったが花が大きいので調べると
ミツバフウロだった。ゲンノショウコにある茎の毛がない。
タチフウロにも似ているが葉の形が違う。
沢沿いにもミツバフウロが群生していた。
湿った所に咲いていたタニソバ。ミゾソバの仲間だが草丈は小さく花も地味
タニソバの花に昆虫(種類不明)が訪花
ヤマハッカ?
ゴマナも多かった。
沢沿いに咲いていたゴマナ
9月も今日で終わり。雨と台風が印象に残り、秋晴れのスカっとした日は少な
かった。現在も台風が日本に向かってきているが、10月はどんな月になるだろ
うか。