『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生32) | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

「おみやげ、しゅごー✨」



「それ、きっとね‼️あ…ないない💦」



隆臣が何かを言いかけて、慌てて自分の口を塞いだ。



「なぁに?たぁくん、なんか言った?」



「なんでもないない💦」



「変なの」



「さぁ、家に帰るぞ。乃愛、隆臣」



「はぁーい‼️」



臣が隆臣と乃愛の手をとって歩きだそうとした。



「あれ?」



隆二がついてこない。



「おい、帰るぞ」



「…」



「隆二?」



隆二は空を見つめたまま、何も答えない。



「どした?」



一瞬空が翳り、一陣の風が吹いた。



「うわっ💦」



住宅街に突如巻き起こった強風に驚き、臣は咄嗟に自分の体で子供達を庇った。



「ゲホッ…すげぇ砂ぼこりだ💦」



「乃愛、隆臣!大丈夫か?」



「たぁくん、だいじょぶよ」



「臣たんが守ってくれたからね!ありがと」



「良かった…何だろな、こんな所でビル風みたいな突風…」



歩きだそうとしてまた隆二の方を振り返った。



「おいって、帰ろ」



隆二は突風が吹く前の姿勢のままで、中天を見つめて動いていない。



「隆二!?」



ピクっと臣の声に反応して、ゆっくり振り返った。



「家だな…そうだ、帰ろう」



「なんだよ?ったく…」



「パーパもさみしいのね」



「るーたん、ニャーにゃ可愛がってたもの」



「とーしゃん、パンケーキちゅくって‼️」



「あー‼️乃愛もパンケーキね!バナナとアイスも‼️」



「わかったわかった」



「帰ったら廉に作ってもらおう」



「臣たんのも食べたい💜」



「わかった、任せろ💪」



「廉って…ああ、あの子か…」



薄く笑ってゆらりと歩みを進めた隆二の変化に、誰も気づくものはなかった。



つづく

via マヤ
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