『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑪ 三代目妄想劇場ショートストーリー | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

遅れて帰ってきたまりあが息を整えながら話し始めた。


「この秋に入園予定の男の子が、昨日そこのベンチで腰掛けていた女の人と、隆臣くんが話してるの見たって」


健二郎「昨日やんな!その目撃した子って、ひょっとして太陽くんじゃ?」


まりあ「そうです!太陽くんです」


臣「それで?」


「その時は少し話をして、すぐに隆臣くん、お友達の所へ戻ってきたらしいんですけど…」


臣「けど?」


ケホケホ…とまりあが咳をした。


直人は周りを見渡して、


「喉がカラカラなんだよ、誰かお茶買ってきて!」


伸之「あ‼︎俺、行ってきます」


まりあ「今日も同じベンチにその女の人が座っていて…」


臣「それで?」


まりあ「昨日はなかったベビーカーがあって…」


直人「ベビーカー?」


まりあ「ベンチに座ってる時は中に何も入ってなかったけど」


「太陽くん達が帰ろうとして公園の入り口付近ですれ違った時は、ベビーカーの中がこんもりしていて、中に何か入っているみたいだったって…」


臣「…⁉︎」


「太陽くんが言うには、顔は見えなかったけど、おっきな赤ちゃんが乗ってたよって」


臣「それって…隆臣じゃ?」


直人「まさか?…連れ去り?」


臣「その女の人、どこに住んでるか聞いてくれた?」


まりあ「はい、太陽くんのお母さんも顔は見たそうなんですけど、知らない人だったって」


臣「誰なんだ?…くそっ‼︎」


苛立ちを隠せない臣に、ビクッと反応するまりあを見て、直人が優しくフォローするように言った。


「まだ断定はできないけど、よくそこまで聞いてきてくれたね!ありがとう」


「いえ…ケホッ…」


伸之が走って帰ってきた。


「お茶どうぞ」


「あ、すみません…」



つづく

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