残雪の富士
俳句
郭公や貸自転車の走り出す
百歳へひとつ母逝く遠蛙
靴の紐結び直して五月かな
残雪の富士
俳句
郭公や貸自転車の走り出す
百歳へひとつ母逝く遠蛙
靴の紐結び直して五月かな
今年度の、おーいお茶新俳句大賞の優秀賞を
頂きました。 嬉しい限りです。
一昨年から応募していました。
昨年は二次審査で、落選しました
おーいお茶、を飲んだ事が有る人は、ペットボトルに
俳句が載っているのを知っていると思いますが
子供から大人まで、人気があり、今年は全体で200万句が
応募しました。
私の句は、40歳以上 Bの部 で 約77,000句の応募が
有りました。
大賞 1句
優秀賞 7句 に選ばれました。
特に、小学、中学、高校生など学校団体から
応募が多いです。
毎年2,000句が 新たにペットボトルに載ります。
私は友禅と染めの職人ですが、修行中、工房で、月一回の句会が
開かれていました。
師匠は、創造的仕事をする物は、常にアンテナを立てて
違う視点を持ち、物への観察が大事であると
教えられ、その一つとして俳句を教えてくださいました。
その後、当時、詩人のサトーハチロー先生のもとに、抒情詩の
指導を受けに通いました。 ハチロー先生も指導は厳しく
一年間ほどは、×ばかりの日々でしたが、それにより、日本の
言葉の美しさを学びました。
現在、木曜日のテレビ番組、プレバトの夏井いつき先生の、的確な
評価に人気があり、俳句を作る人が増えているようです。
たった十七文字の小さな詩、俳句をまだ暫くは続けるつもりです。