自然放牧の牛から生まれた牛乳と、宮古の銘酒「千両男山」がアイスに!!
『酒粕のアイス』誕生!!
三陸情報局前身の『こころ通信』の頃から幾度となくお世話になっている『しあわせ乳業(宮古市田老)』さんが、宮古市内唯一の造り酒屋『菱屋酒造店』の酒粕をまぜた『酒粕のアイス』を販売されました。
106mℓ入ったカップを開けた瞬間に菱屋酒造店さんの銘酒『男山』の香りが広がります。口に入れてからも酒粕の芳醇な香りと、しあわせ乳業さんで愛情込めて育て上げられた牛から生まれた牛乳の味わいがあとに続きます。
この『酒粕のアイス』を作ったきっかけは、2011年の年末に行われた※MAD主催のイベントで、しあわせ乳業さんで製造している四季むかしの牛乳と酒粕を温めて、ホットミルク甘酒を振舞って体を温めた事がきっかけだったといいます。また、震災直後に避難所となっていたグリーンピア三陸みやこで牛乳を飲んでいるみなさんの姿に乳製品の力を感じ、このホットミルク酒粕でなにか商品が出来ないか考えていたといいます。
そして、菱屋酒造店さんの協力もあり、酒粕のアイスを販売することが出来ました。
商品にするにあたり、酒粕を牛乳にまぜて加熱殺菌を行うと酒粕の風味が飛んでしまい、商品にするまで酒粕の量に苦労したといいます。アルコール含有量は0.5%未満に抑え、お子様でもご年配の方でも食べやすく、酔う心配もありません。
※MAD = 宮古災害復興支援活動チーム M.A.D。宮古市の復興をリードしていくために結成した市民団体。現在は、その形を『地域コーディネートセンターみやこ』として、宮古地域の「文化・知識」を全国とつなぐ「街づくり」団体として活動中。
しあわせ乳業株式会社 代表取締役 佐藤 力さん
しあわせ乳業さんは、現在宮古市田老の牧場で牛乳の生産から製造、販売にいたる6次産業を実践しています。
2012年10月に開牧を行い、現在は乳牛11頭を自然放牧しています。
「うちの売りは牧場や飼育方法などの背景部分。お客様に牧場の様子を細かくお知らせするようにインターネットでブログや動画を使って発信しています」と語る佐藤さん。取材を幾度とさせて頂いた際にも笑顔で酪農について熱く語って頂きました。本当に酪農が大好きで、牛が大好きなんだなと感じることができます。
佐藤さんは新潟県出身で、宮古の朝日にほれ込み漁業の町宮古であえて酪農に挑戦したいと思い移り住みました。
そんな佐藤さんには夢があります。
『朝日が昇る牧場計画』
あまり使われていない海側の山間部を利用して、太平洋を眺める事が出来る牧場作りを考えています。「地元の人にとっては『いつも通り』の朝日。でも俺から見たら、田老の朝日はすごく綺麗だと思っているんですよ。その綺麗な田老の朝日と大地と海の恵みを体中に浴びた牛達がいる光景は、見た人たちに癒しを与える事が出来るんじゃないかと思います。そこで牧場の魅力を感じてもらって、地元の人も気軽に立ち寄れる牧場にしていきたい」と語るその表情は未来への希望で満ちています。
5月14日現在、『酒粕のアイス』を購入できる店舗は3店舗あります。
・有限会社 山清商店
宮古市末広町4-2 0193-62-4923
・道の駅 やまびこ館
宮古市川内第8地割2 0193-85-5011
・パン、菓子店 みついし
宮古市川井第1地割81-1 0193-76-2220
参考価格は 税込み263円 となっています。
お問い合わせは
しあわせ乳業株式会社
住所 岩手県宮古市田老字小堀内19-15
電話番号 0193-87-5959
次回の『うんめぇ~もんみ~っけ!!』は
山田町にある『株式会社 五篤丸水産』さんで食べることができる『やまだせんべい風そふと』をご紹介したいと思います。
乞うご期待…
BY 三陸情報局 太長根
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