上岡さんの思い出! | 土谷多恵子のRADIO DAYS

土谷多恵子のRADIO DAYS

業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

上岡さんと角川春樹さんは同い年です。
お二人の30代突入の頃の話です。
 
当時、角川さんは父の後を継ぎ角川書店の社長になり、
メディアミックスで「犬神家の一族」から「人間の証明」「野生の証明」と
映画製作でもヒットを飛ばし、時代の寵児でした。
 
仕事の前だったか後だったか、
上岡さんと当時桜橋にあったラジオ大阪の下にあった喫茶でお茶していた時の話です。
 
上岡さんは角川さんの活躍を熱く語り、
「いよいよ自分たちの時代が来たと思う。同い年の彼に自分も負けてはいられないとつくづく思っているんだ。」とおっしゃっていました。
 
「上岡さんは、凄いな!」と感動したことを忘れられません。
 
春樹事務所の方とお会いする度にあの時のこと思い出す私です。
あれから、もう50年近くになるのですね。
 
心から上岡さんのご冥福をお祈りいたします。
 
                                     星空  多恵子 星空