国民投票法!! CMの問題・・・ | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

民放連の意見、私は如何なものかと思います。

 

私はCMは規制するべきだと思っています。

CMにはお金の規制が必要。

賛否の意見広告にかかる費用は同額であるべきです。

それがダメなら、

一切、テレビラジオは認められないとおもいますよ。

表現の自由云々を言うなら、

それより何より、メディアの役割は、如何に公平に、賛成、反対の意見両方を同じ空間で議論をする公開討論の場を提供報道するかだと!

主権者の権利である国民投票を否定する人たちも、投票を否定するのでなく、堂々と議論する場を

設ける要求をし、皆で憲法を考えるべきです。

 

EU残留か否かを問う英国の国民投票を現場で取材し、道上さんの「おはパソ」内でも生でレポートしていたジャーナリストの今井一さんは次のように指摘しています。

 

『EUに残留するか離脱するかを問うたイギリスの国民投票では、残留・離脱各派の包括団体が、同じ時間帯に同じ分量のCMを放送局に金を支払うことなく流せるルールになっていました。

何本か流れていたもののうちの3本。CMといってもやや長めで、放送を活用するキャンペーンというのが正確です。

こうしたものの他に、投票日の2日前に論客政治家による「公開討論会」がありました(主催はBBC)。

残留・離脱各派3人ずつ(女2人・男1人)の論客が席に着くのではなく立ったまま1時間以上ガチでやりあうもので、サディク・カーンとボリス・ジョンソンの新旧ロンドン市長の対決が面白かったです。

ロンドン市内のサッカースタジアムで行われたこの討論会には、残留・離脱各派の支持者3,000人ずつを会場に招き、BBCが討論の模様を生中継。私もホテルの自室で視聴しました。

日本においても国民投票の際、こうした討論会をテレビやネットでいっぱいやって理性的認識を促すべしというのが私の考えです。主権者・国民の感性に訴えたり刷り込みを狙うものでしかないCMは禁止し、国がスポンサーとなり口は出さないテレビ(ネット)公開討論会を。』

 

                         音譜  多恵子 音譜