第84回選抜高校野球大会が始まりました。
昨年に続き、今年も開会式での選手宣誓には感動しました。
今年は21世紀枠で出場の石巻工の安部翔人主将です。
「宣誓。東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には、苦しくて
心の整理がつかず、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさん
います。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。しかし、日本がひ
とつになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じてい
ます。だからこそ日本中に届けます、感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう、日本の底力、絆を。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」
くじを引き当てた夜のミーティングで、安部君は「自分たちの言葉が東北、宮城、石巻の言葉になる。一緒に作り上げよう」と、選手たちはそれぞれの思いをボードに書き、それを二日かけてまとめあげたのだそうですね。
昨年の3.11は彼らは練習中だったとか・・・。
選手たちを津波は襲い、選手たちは3日間学校に取り残されたんだそうです。
家を無くした選手もいます。家族を亡くした選手もいます。
この一年、彼らは歯を食いしばって、ここまで来たのですよね。
彼らの思いは日本中に届きました。
さあ、今度は試合で、彼らの全身全霊で正々堂々とプレーする姿を応援したいと思います。
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余談ですが・・・・・
昨年は、
「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。」ではじまった、
岡山・創志学園の野山慎介主将の選手宣誓でした。
先週の金曜日、前日に石巻工の安部君が宣誓のくじを引いたというニュースを取り上げたとき、
去年の宣誓は感動したなあ~という話題になりました。
私は拙ブログに全文をアップした覚えがありましたので、昨年のブログをたどっていきました。
で、放送で、全文をご紹介できたのです。
今年の安部君の宣誓も是非の残しておきたいと思う宣誓です。
番組で昨年の野山君の宣誓文を読む私の前に座っている三代澤さんは、
政治家、役人、東電・・・・、これを読め!!と言ってました。
今年の安部君の宣誓、
おんなじことを言いましょう!!
「こらあ~~、政治家、役人、東電・・・・、これをちゃんと読んでみい~~!!」と・・・・・。
多恵子