惜別・神様、仏様、稲尾様!! | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

稲尾さんが亡くなりました。

今朝の道上さんでずいぶん時間をとって思い出を語ってらっしゃいました。


稲尾さんの全盛期、私はまだ小学生でした。

同級生の男子たちには稲尾ファンが多かったと思います。

西鉄は日本シリーズで巨人に3連敗からの4連勝で日本一になったのは1958年です。

なんとその時7戦中6戦に登板!!

最初の2戦は黒星、そして後の4連勝は4連投で勝利です。

本当に神様、仏様、稲尾様とはよく言ったものです。


タイガースでも神様、仏様~~と言われる選手が出てくる昨今ですが、

私はいつもそのことに違和感を持ちます。

誰誰とはあえて言いませんが、ANが実況をよりショウアップするための文言であって、

決してあの稲尾さんに匹敵するとは思えないからです。

いつも心の中で「10年早いわ!!」と・・・・・・・


稲尾さんは何年かABCの専属解説をなさってました。

もう20年以上前のことです。

私は10年近くABCのスポーツ部で仕事をしていましたから、ずいぶん稲尾さんにはよくしていただきました。

本当に今朝の新聞でみなさんがおっしゃってるように、とても素敵な方でした。

私にいつも「お多恵さん、お多恵さん・・・」と言って、あの優しい目で語りかけて下さいました。

現役時代の鉄腕稲尾のものすごさを知る私は、親しくしてくださるのをとても誇らしく思ったことを、

昨日のことのように思い出しています。

西鉄ライオンズで一緒にプレーしていた花井悠さんからも稲尾さんの素晴らしさをよく聞きました。


この間のクライマックス・シリーズで久しぶりに稲尾さんの解説を聞いて、お元気なんだと思っていた矢先の出来事で、本当にびっくりしました。


70歳とはまだお若いですよね。


あの優しい笑顔が忘れられません。

ご冥福をお祈りいたします。


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