イチロー!! | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

コメントありがとうございます


半年という時間がありますので、いろいろな角度でこのブログ更新していこうと思っています。


早速ですが、今日はイチローです。

先週の「歌謡大全集」で、冒頭から、南光さんWBCの話を始めました。

まあ、野球のことは殆ど興味ない南光さんです。

とても珍しいことでしたが・・・・・・ボブ・デビットソンの話とか・・・・・


イチローが始まる前の記者会見で言った話題の

「向こう30年追いつけないと相手が思うぐらいの野球をしたい!」と

言ったことに対して、オフマイクで、

「なんで、イチロー、あんなこと言うたんやろなあ??」と・・・・言っていました。


私は、かくれイチローファンです。

2001年、イチローの大リーグ初年はシアトルのセーフコフィールドに出かけたりと・・・・・

(MBSさんのおかげですが)

ずっと彼のこと注目してきたわけです。

彼は今まで、ほとんど何もしゃべってきていません。

メジャーの試合後もヤンキースの松井と比べ、メディアには冷たいと思われてきました。


ここへきて(このオフから)、ドラマに出たり、対談したり、結構今までの印象とは

違う動きをしているように思います。


私なりにその辺のところを考えてみました。


私は、イチローの余裕だと思っています。


彼は5年前、一人でメジャーに乗り込み不言実行で大きな結果を出してきました。

(もちろん、その前に野茂さんという偉大な人がいますが・・・・)

日本のプロ野球では、パリーグに在籍し、連続首位打者をはじめ多くのタイトルをとりながら、

セの選手、とりわけ巨人の選手ほどもてはやされることはなかったのではないでしょうか?

しかし、彼のメジャーでの活躍で、今や、日本をもっとも代表する選手であることは間違いない。

これは、彼自身が一人戦った結果です。

これはもう誰しも認めるところです。

彼は自信を持って、オールジャパンの中心選手の座に・・・・  

(松井はえらい契約をしたけれど、まだその自信がないのでしょう!)

イチローは押しも押されもしないメジャーリーガーになったのです。


彼の言葉から、ナショナルフラッグを担いで試合することの喜びの大きさを感じます。

よく、日本の素晴らしさを海外に出て初めて知ったという話を聞きますが、

メジャーの中で、日々戦っていると日本人としてのアイデンティティーが他の出場選手たちより

強くなるのは当然でしょう。

そして、その誰もが認めるイチローがリーダーとなって精神的な支柱になっての結果が、

昨日の韓国戦だったと思います。


また、前の韓国戦で負けた悔しさを「今までで一番の屈辱!」と表現したことは

いろいろ言われていますが、

これは、本当の意味で両国は同じ土俵に上っているということであるということではないでしょうか?


たかじんだったか「イチローはこのWBC、えらい張り切っている!守備に就くときや帰ってくるとき

は全速力で走ってくるもんなあ!」とテレビで言っていました。

それは違います。

イチローはWBCやから全速力で守備に就いたり帰ってきたりするのではありません。

彼は、どの試合でも全速力です。

実はセーフコフィールドでそれを目の当たりに見て、大ファンになったのです。


で、結論ですが・・・・・


イチローはメジャー挑戦から今まで、すべて彼なりの計算をしながらここまできました。

何をするのも彼なりの理屈があってのことだったと思います。

もちろん凡人である我々には理解できないこともたくさんありますが・・・・

今回のWBCでのこともすべて、唐突に言ったりしていません。

ちゃんと計算していると思います。


さあー明日は決勝戦


ええ目が出るか悪い目が出るか。 楽しみです。


                    多恵子 


追伸: 昨日のサンリク、感謝をこめて、アルフィーの「シンデレラは眠れない」をおかけしたのに・・・・・