(引用元 安英学氏のフェイスブックより)
《入学おめでとう応援隊》
2017年4月。
2010年生まれの息子が横浜にある朝鮮学校に入学した。
当時、息子を連れて入学式に行くと、入学式が行われる体育館の前で「入学おめでとう」と日本語と朝鮮語で書かれたのぼりを持って並んでいる人たちがいた。
聞いてみると皆さん日本の方々で、「入学おめでとう応援隊」ですと答えた。
2002年の拉致事件の報道以降、日本で生まれ育った在日コリアンの子どもたちが安心して笑顔で学校に通えるようにと、年に1度集まって、お祝いに来てくれていると教えてくれた。
2003年から始まった応援隊は、学生から大人まで年齢層も幅広く、元々の知り合いもいればお互いに名前も顔も知らない人もいるそうだ。
僕は応援隊の皆さんを7年前に初めて知り、感銘を受けた。
中心メンバーの方に質問をした。
「僕がもし日本人なら在日コリアンを差別こそしないまでも、このように積極的に応援はしないと思います。どうしてここまでしてくれるのですか?」
すると、
「目の前で困っている人がいたらまず国籍を聞きますか?」
と聞き返された。
僕は毎年、「入学おめでとう応援隊」の皆さんにお礼を伝えに行くようにしている。
今年もたった6人の新入生の為に、この子たちが安心して笑顔で学校生活の第一歩を踏み出せるようにと、朝早くから集まってのぼりを準備してくれて、慣れない朝鮮語で新入生一人一人に「入学おめでとう!」と伝えてくれた応援隊の皆さんに心より感謝いたします。
今はピンと来なくても、きっとこの子たちが大きくなった時に皆さんからいただいた愛情と温もりを理解し、皆さんのような立派な大人になってくれるはずです。
今年もありがとうございました!
また来年もご挨拶に伺います
※毎年ありがたいですねー