朝鮮大学ラグビー部 ５１ （次回入れ替え戦 対戦相手は？・最終戦詳しい試合結果②）
朝鮮大学ラグビー部 ５２ （李智寿選手TIDキャンプ（U20）メンバーに選出。）
朝鮮大学ラグビー部 ５４ （結果は？関東大学ラグビーリーグ戦２部入替戦。）
朝鮮大学ラグビー部 ５５ （結果は？②関東大学ラグビーリーグ戦２部入替戦。）
朝鮮大学ラグビー部 ５７ （父母達との集合写真・詳しい試合内容はこちら）
の続き
（引用元：朝大NEWSフェイスブックより）
【朝鮮大学校ラグビー部情報】
ラグビー部歴史実習 ―恨を学び夢を紡ぐー
本学ラグビー部の歴史実習が、12月14日と15日の一泊二日の日程で行われました。リーグ戦出場のため10月末の全学一斉実習時に級友たちと同行出来なかったラグビー部6人が対象で、メンバーはムンミョンイル、パクケファン（共に経営学部2年・大阪朝高）、リウデ（教育学部1年・愛知朝高）、リジス、プソンチ
ャン（共に体育学部1年・大阪朝高）、ソンヒョンス（体育学部1年・東京朝高
）。
大雪の1月末に催行した昨季の教訓から、今季は入れ替え戦終了を待ってのこの時期の北関東行となったわけです。1日目は埼玉県本庄市での「関東大震災・朝鮮人虐殺」についての学びと追悼式。今年迎えた百年の大きな節目に格別の想いと憤りを胸に刻み、朝大生の決意をこめた追悼文をリウデが読み上げました。
二日目は栃木県足尾銅山での強制連行・強制労働の歴史を学び、大きくそびえ立つ立派な中国人慰霊碑と林の中のささやかな朝鮮人仮墓標の差異に、戦後日米両国の対朝鮮（人）政策・補償と否応なく浮かび上がる祖国分断についての問題意識を、現在と未来の自らに連なる進行形の課題としてあらためて抱くことになりました。仮墓標前で追悼文を朗読したムンミョンイルは、「同胞の受難の歴史をしっかり学び伝えていくことの大切さをしっかり胸に刻もう。植民地時代に日本に来た同胞の後裔の俺たちがこの地でラグビーをして同胞の応援と励ましをいただき、そのラグビーで同胞に恩返しをし、朝鮮人、朝鮮学校の誇りを轟かせていくんだ。」とチームメイトに呼びかけました。
私は、神戸朝高の教壇に立つ一人の卒業生を思い出しました。ラグビー部ではなくボクシング部だった彼（高3時にインターハイ出場の猛者）は大学4年時に班長（級長）を務めていて、後楽園ホールでの決勝戦を翌日に控えたその日も深夜まで朝青活動に奔走していました。（おそらく０時を回っていたので、決勝戦は翌日ではなく当日になっていたと記憶しています。）なぜかその時間ま
で大学にいて彼とばったり会った私は、「まだ寝てないのか。相手はもうとっくに休んでいて体調万全で来るんだぞ。」と声をかけたのですが、彼の返事がとびっきりカッコよかったわけです。
「逆です。相手は睡眠時間が少し多いかもしれませんが、こういうこと（朝青活動・級長活動）はしていません。精神的により多くを学び充実している僕が勝ちます」。
そして、有言実行！本当にカッコよかったです。
この「カッコよさ」は全ての朝大生に通ずるものだと確信しています。もちろんわがラグビー部員にも。学部の勉強にとどまらず、広く朝鮮半島情勢を含む世界の政治情勢を日常的に学び、民族と同胞の歴史への洞察から絶えず自らのアイデンティティを確認し、何をするにも「同胞のために」を心の底から思い言える彼ら彼女らが、本当に誇らしく頼もしいです。厳しいシーズンを終えて満身創痍で実習に臨み、同胞の「恨の歴史」に真摯に向き合うラグビー部員然りです。百年経って何の解決もしていない民族史の諸問題と自らの存在を繋げ、同胞の「恨」がうず高く積み上げられたこの地で朝鮮人として躍動し、同胞に希望と喜びを与え与えられる素晴らしい存在―この6人がさらなる主力へと成長する来季の朝大ラグビー部を何卒よろしくお願いいたします。今季のあたたかく力強いご声援ご協力、まことにありがとうございました。
ー朝鮮大学校ラグビー部 部長 金正浩ー
関東大学リーグ戦2部
＜結果＞
優勝 関東学院大 6勝1敗（28）
2 専修大 6勝1敗（28）
3 中央大 5勝2敗（25）
4 白鷗大 4勝3敗（20）
5 山梨学院大 4勝3敗（20）
6 國學院大 2勝5敗（10）
7 朝鮮大 1勝6敗（4）
8 国士舘大 7敗（1）
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