(引用元:朝日新聞より)
大阪朝鮮初級学校で一般公開授業 「民族性を養う大切な場所」
↑朝日新聞より
大阪市生野区の大阪朝鮮初級学校で25日、一般公開授業があった。市民有志でつくる「チョソンハッキョを楽しく支える生野の会」などが主催した。
初級学校は日本の小学校にあたる。今年4月、近くにあった朝鮮学校と統合し、生徒数は初級学校では全国最大規模の約180人になった。
「日本語」の授業以外は全て朝鮮語で学ぶ。この日、4年生の日本語の授業で取り上げたのは童話作家・新美南吉の代表作「ごんぎつね」。新美南吉のほかの作品を読み比べ、班ごとにあらすじなどを発表した。一方、5年2組の「朝鮮地理」の授業では、祖国の景勝地・金剛山の特徴などを学んだ。
授業後、生徒や園児による芸術公演があった。舞踊部は、近畿地方の朝鮮学校舞踊部が集まる大会で金賞に輝いた群舞を披露。鮮やかな民族衣装を身にまとい、音楽に合わせて踊ると、会場は拍手でわいた。
柳政彦校長はあいさつの中で「朝鮮学校は自分のルーツを学び、人生の軸となる民族のアイデンティティーを養う大切な場所です」と話した。(大滝哲彰)