[日刊イオ]世界は見てきた
「現在、パレスチナのガザ地区からハマスによるイスラエルへの攻撃、そしてイスラエル軍による「報復」という名の下の軍事行動が行われてる。一体、何が起きているのだろうか。「パレスチナ/イスラエル」について見るうえで、今また問われなければならないのは、歴史だ。」
「ハマスについて「ガザを実効支配」「テロ組織」と言うことが、明らかな国際法違反であるイスラエルの占領、植民地政策を支え、「報復」という名の下で行われるパレスチナ人に対する大規模空爆に「正当性」を与えている。占領と被占領という不均衡な関係のなかでのハマスの攻撃を「テロ」というレッテルを貼って片づけることはできない。」
「ウクライナ戦争勃発後の2022年7月、南アフリカの外相はイスラエルを「アパルトヘイト国家」と宣言するよう国連に求めた。南アフリカや他のアフリカ・アジア諸国にロシアの行動を非難するよう西側は圧力を強めているが、イスラエルによるパレスチナの土地の占領に関して、なぜ西側が同じ国際法の原則を適用しないのかと主張した。やはり、そこに西側諸国の欺瞞、二重基準(ダブルスタンダード)がある。」