「冬ソナ」ブームから20年 朝鮮学校支援の顔になった「キム次長」 | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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(引用元 朝日新聞より)

 

「冬ソナ」ブームから20年 朝鮮学校支援の顔になった「キム次長」

 
 
 韓流ブームの火付け役となったドラマ「冬のソナタ」が日本で最初にテレビ放映されてから今年で20年。ペ・ヨンジュンが演じた主人公の上司「キム次長」役を務めた韓国の俳優、権海孝(クォン・ヘヒョ)さん(57)は、日本の朝鮮学校を支援する韓国の市民団体の代表として活動を続けている。朝鮮学校とそこで学ぶ子どもたちについて「あっぱれな学校、あっぱれな子どもたち」と語る権さんを活動に引き込んだものは、何だったのか。
 

2002年秋、朝鮮半島の分断ライン(軍事境界線)の北側にある景勝地金剛山(クムガンサン)で、韓国と北朝鮮、海外の同胞の若者らが集い、交流する行事が開かれ、権さんも参加した。当時は初の韓国と北朝鮮の首脳会談開催から2年余り。南北融和と和解のムードが高まり、北朝鮮は韓国側からの金剛山への観光目的の訪問などを認め、南北交流イベントも活発に開かれていた。

 参加した約500人の若者らの中に、日本にある朝鮮大学校(東京)の学生たちがいた。日本社会で困難を乗りこえ、自分たちの言葉や文化を守ってきた歴史を聞いた。解散する時、黒いチマ・チョゴリ姿で涙を流す学生たちの姿が印象に残った。

 それから3年が過ぎた05年秋のこと。大阪で在日コリアンが多く住むかいわいを歩いていると、朝鮮学校があった。休日で閉じられていた校門の鉄扉にしがみつき、中をのぞきこんだ。狭い運動場に古びた校舎。「こんな厳しい環境で勉強しているのか」と驚いた。3年前に金剛山で出会った学生たちのことを思い出し、「何か力になりたい」と思った。

権さんらが呼びかけ、朝鮮学校のドキュメンタリー映画を集めた映画祭が14、15の両日、大阪市東成区民センターで開かれる。