(引用元:安田さんの記事より)
学校支えるキムチ販売、輪の広がりの先に目指すものは
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炊き立てのご飯の上で、キムチの鮮やかな色彩がより一層引き立つ。薬味の香りと共に口に広がる辛さは、仕事終わりの疲れた体にも活力をくれる。約2カ月に1度、私はこの「埼愛キムチ」を心待ちにし、注文受付のメールをそわそわと待っている。
「埼愛キムチ」は、埼玉朝鮮初中級学校の運営を支えるため、保護者たちが中心となって2017年から販売が続けられている。定番の白菜キムチに留まらず、もちもちとした食感のユッケジャンうどんや冷麺、多彩な料理で活躍するサムジャン(万能味噌)なども人気だという。
左から金理花さん、金範重さん、金初美さん。
「学校の経営難が続く中で、私たち親に負担をかけまいと、ただでさえ厳しい学校の先生たちの給料が減らされてしまったりする――何かできないかと思って、活動をはじめました」
埼愛キムチスタッフの金明熙(きむ・みょんひ)さん、同スタッフの金初美(きむ・ちょみ)さん、金範重(きん・ぽんじゅん)さん、卒業生の金理花(きむ・りふぁ)さんが、学校での取材に応じてくれた。
明熙さん自身の子どもは、昨年この学校を巣立っていったが、今でも車で片道2時間近くをかけて来校し、活動を続けている。
初美さんの子どもは現在初級部に通い、すでに卒業した上の子どもたち2人も卒業生だ。私も毎度楽しみにしている、ユッケジャンうどんの仕分けなどを担当している。活動については「やれることをやるしかない、誰かが何かをやるしかない」と、かみしめるように語る。「何かをしないと事態は動かないし、それを子どもたちに見せられるのであれば、“大変”にはならないんです」。
「拉致問題」などを引き合いに止められた補助金
「やるしかない」状況はなぜ生み出されてしまっているのか。
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埼愛キムチをぜひよろしくお願いします。