朝鮮大学ラグビー部 27 (関東2部残留! ~最後は13人で2部を死守~) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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朝鮮大学ラグビー部 20 (菅平合宿の様子) 

 

朝鮮大学ラグビー部 21 (ー監督に聞くー成長の夏、感謝の夏、そして実りの秋へ) 

 

朝鮮大学ラグビー部 22 (ー開幕戦、無念の棄権。15人揃わずー) 

 

朝鮮大学ラグビー部 23 (結果は?関東大学ラグビーリーグ戦> [2部 第2戦(開幕戦)]) 

 

朝鮮大学ラグビー部 24 (結果は?関東2部リーグ第3節の結果は?) 

 

朝鮮大学ラグビー部 25 (試合結果は?グラウンドに立てない者の想いを背負って) 

 

朝鮮大学ラグビー部 26 (本日の試合結果は?4年生最終試合関東2部死守なるか?)

 

 

の続き

 




(引用元:朝大NEWSフェイスブックより)

 
 【朝鮮大学校ラグビー部情報】

ー「傷だらけのシーズン」を「傷だらけの勝利」で締めくくるー

   ~最後は13人で2部を死守~

関東大学リーグ2,3部入れ替え戦
朝大31―17東農大

勝つことが最大の目標である入れ替え戦。それを踏まえて主将以下選手たちは、「スコアではなく内容」だと言い続けてきました。どれほどの点差で勝つかではなく、4年生の集大成と来季へどう繋げるかというテーマの実践。その思いとは裏腹に、「ほめられた内容」ではない厳しい試合になりました。

「スコアではない」という考えが、同時に昨年のスコアと内容に対するイメージを浮かび上がらせたのかもしれません。85-10.相手キックオフのボールを受けてのノーホイッスルトライとその直後のモールトライで、圧倒的な力の差をみせつけたイメージが、無意識の慢心を生んだのか、逆に交代要員がいない危機感から必要以上の緊張と力みが生まれたのか。

誰も明確に説明できないそれらが複雑に絡み合った微妙なメンタリティーと、そして東農大の気迫とがさらにもつれ合って、序盤は膠着状態が続きました。思い通りにいかない苛立ちがそこかしこに散見され、そこから自分勝手、独りよがりのプレーが目立ち始めます。「線」にならない「点」のプレー。必然的におかしてしまう不必要なペナルティ。リズムに乗り切れないもどかしい時間が続く中、11分にSОキムスジン(2年)が中盤から前線に放ったロングキックパスをWTBムンミョンイル(1年)がキャッチし先制のトライをあげます。ミョンイルは追いつかれた後に2本目のトライを決め、前半最後と後半最初の2トライをWTBコリグァン(4年)があげるのですが、私にはこの4トライが、4年生を送りその想いを引き継ぐ1年生の決意と、4年間の想いとこれからのラグ
ビー部を託す4年生の期待と信頼の象徴のように思えたものです。ハーフタイムに、おそらくは今季初めて監督から厳しい檄が飛びました。「これがやってきたことか?!片手で止められるほど甘くないぞ!」

後半、ようやく本来の朝大ラグビーを取り戻します。体を張り、仲間を信頼し、前へ前へ。しかし、ほぼフル出場で戦ってきた満身創痍の身体が、時間の経過とともに悲鳴をあげ始めます。昨季から2年間フル出場のハードワーカー、CTBキムグァンウ(2年)の膝が限界を超え唯一のリザーブ、ユンヨンジ(3年)と交代。その直後に、ここまで負傷者の状況に応じてFW、BK複数のポジションで獅子奮迅のプレーを見せてくれたリスンジン(3年)が肩を脱臼し離脱。

「14人!」の声がかかった数分後に、ユンヨンジがシンビンで十分間の退場になりついに13人に。「13人だぞ!」「あと〇分!」「ゆっくり!時間をかけて!」ベンチから声が飛ぶ中、しかし朝大サーティーンはボールを回し始めてトライを取りに行きます。

「二人も少ないのに回してるぞ」。
敵陣で、敵陣で。言われ続けてきたことをこのギリギリの状況で実践する彼らに、彼らが求めた「内容」がようやく当てはまり、ベンチに安堵の声があがります。

そしてノーサイド。

とにもかくにも2部残留。課題は後回しに、まずは「お疲れ様」「よく頑張った」「おめでとう!」の労いと感謝の言葉と握手が交差します。「少ない人数でよく頑張った!今季初めて見させてもらったが、思ってた通りのチョーデーラグビー部だった!」と選手たちを熱く激励してくださった辰野氏の眼は、心なしか潤んでるように見えました。

「朝大ラグビー部史上、もっとも厳しい試練の年だったと思う」と切り出されたリチュンリョルОB会会長は、ОBの力を結集してのさらなる支援を力強く約束してくださいました。

オヒョンギ監督は、選手たちを温かく労いながら苦戦の要因と課題をあげ、「まだ強いチームではないということ。でも、これから強くなっていくチームなんだ!」と締めくくりました。
ほぼ全員が足を引きずる疲労困憊の選手たちには、2部を守った安堵の表情こそあれ笑顔はなく、反省と課題だけを見据えるその視線の先に、試練を乗り越えた来季の躍進を、私は監督、コーチ、そして学父母の皆様とともに確信しています。

学生ラストゲームを勝利し、後輩たちに2部のバトンを渡してくれたコリグァン、ユサンヤ、ファンジヨン、チョンソニトンム、4年間本当にスゴヘッスムニダ! コマッスムミダ!

(朝大ラグビー部ホームページに4年生4人のブログが載っています。読んでいただければ幸いです。)

ー朝鮮大学校ラグビー部 部長 金正浩ー


 

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