漫画家 手塚治虫氏が訴えた在日問題 2 (手塚治虫の「長い竅(あな)」) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

毎日ブログ更新して15年かっちんブログでは全国の朝鮮学校(ウリハッキョ)情報・サッカーの速報・全国の在日同胞達の熱い活動をもっと知ってもらいたいので最新情報をアップしております。青商会時代で培ったネットワークを使って全力で発信しております

 

 

漫画家 手塚治虫氏が訴えた在日問題(朝日新聞記事より) 

 

漫画家 手塚治虫氏が訴えた在日問題 2 (手塚治虫の「長い竅(あな)」)

 

↑の続き

 

 

 

 

 

 

↑(引用元:手塚治虫氏の漫画より)

 

 

 

(引用元:手塚治虫氏の漫画より)

 

image

(引用元:手塚治虫氏の漫画より)

 

 

 

こちらは以前にもアップしましたが

 

 

 

(引用元:手塚治虫氏記事より)

 

 


私は広く呼びかけたい。

 在日朝鮮人の民族教育を日本人の手で守ろう。

 医学博士、漫画家  手塚治虫

 朝鮮の人達は好き好んで日本へやって来たのではありません。日本の軍国主義の犠牲となって、民族の歴史を奪われ、踏みにじられ、強制労働に使われた方々です。最低の生活に追い詰められ、偏見と凝視の中で何十年も生きぬいてこられたのです。私は日本人として本当に恥ずかしく、申し訳なく思います。
 しかしその弾圧の歴史の中にあって、常に民族の誇りを持って抵抗し、ついに解放と再建の日を勝ち取られた朝鮮民族は偉大です。それは、朝鮮という祖国の歴史を教え、家庭の歴史を指定に教えた朝鮮人の功績でしょう。
 朝鮮人が、なぜ自国の歴史や文化を、朝鮮人の教師によって朝鮮語で学んではいけないのでしょうか。逆にわれわれは、朝鮮人に対して行った、かつての日本軍国主義の強圧政策を、どのくらい知っているでしょうか。更にまた、われわれはこれを再び繰り返さぬようどれほど反省しているのでしょうか。
 今回の「学校教育法改正」はそれらに全く耳をふさいだ、軍国時代の瘍腫(ようしゅ=膿)がまたもや表面に吹出し始めたと思うほかありません。それらの法案を作成し通過させようという連中は、その暗黒時代にそれによって利益を得たり、あるいは植民地的蔑視に頭が凝り固まった、ごく一部の亡者たちでしょう。
 民族差別を更に強め、母国の歴史も学べぬような骨抜きの教育を強制し、朝鮮人でも、日本人でもない自覚のない人間をつくることを意図している今度の法案は、まさしく改悪どころか、問題にならぬ愚案です。この法案が可決されれば、朝鮮人子弟が卑屈間と無国籍的人間性を助長される事は間違いありません。
 日本の歴史から考えるに、
「外国人」ということばから、すぐヨーロッパ人とアメリカ人を連想します。朝鮮人はその中に含まれていないと言っても過言ではありません。
 口では民主主義政治を唱えながら政府がまたもや朝鮮人に政治的な弾圧を加えようとしている事は、許せない事です。かれらは弾圧の理由づけの一つとして、朝鮮人の民族教育を「反日教育」だといっていますがこれも笑止の至りです。こんなことをいっている当局者には、日本人自身に民主主義教育を行う事すらおぼつかないのではないでしょうか。
 ある日本の公立中学校に在学していた朝鮮人学生が、朝鮮人学校へ転校した時、同級の日本人中学生は、
「母国語を勉強し、いつかは母国のために役立つ事が本人にとっても幸福なのだ」と感想を述べて、変わらぬ友情を誓い合ったと言います。
 私はこのことに素直な共感を覚えます。教育とは、本人のためになり、また社会や祖国のためにもなるべきものです。強制され、歪(ゆが)められた枠の中で教えられるべきではありません。日本人も朝鮮人も、それぞれ民族的で民主的な教育を受けるのは当然の権利です。いま少なくない日本国民は蚊帳の外に置かれ、平和ムードと政治家の詭弁(きべん)とに麻痺してこのような重大な問題が次々に国会を通過し実現してしまうのを見過ごしています。
 日本国民は朝鮮人の民族教育が政府に弾圧されぬようこれを阻止し、日本人の手によってこれを守っていかなければなりません。私はこのことを広く呼びかけたいと思います。