の続き

３月６日（日）行われた

茨城朝高卒業式

〈第65回　高級部卒業式〉

3月6日、本校体育館にて、高級部第64回卒業式が行われました。

6人の卒業生を祝福しようと、茨城県内のみならず、他県からも沢山の方々が駆けつけてくださいました。数回にわたる休校措置期間、その他も予定していた年間行事を行えずとても苦しい時期も過ごしましたが、卒業生は決して下を向かず、いつも笑顔で前向きに学校生活を送りました。その絆はとても強く、愛するハッキョのため、後輩たちのためにと全力で駆け抜けた3年間でした。

65期卒業生は全員が優秀な成績を修め（12年間最優等生5名・3年間最優等生1名）、また、一生懸命学校に通い（12年間皆勤生3名・3年間皆勤生1名）、多くの賞をいただきました。卒業生を代表して孔泰映（コン・テヨン）さんは、「高級部3年間を通じ、祖国・同胞社会・学校の温かさと大切さを学んだ3年間でした。今日の自分たちがウリハッキョの未来に繋がると信じ、〈ハッキョの牽引者になろう〉の精神で多くの活動を行いました。これからもさらに多くを学び、いただいた沢山の恩を忘れずに、次は自分たちが学校と同胞社会を守っていけるよう頑張っていきます。」と、力強く決意を述べました。

続けて行われた卒業公演では、歌とともに、高級部3年間について振り返りました。特に最高学年として過ごした意義深い1年間の思い出、そして恩師たちへの感謝の気持ちを述べながら、感情を抑えきれず涙が溢れる場面もありました。在校生も卒業生の門出を祝して歌を歌いました。共に肩を組み合唱する生徒たちの姿を見ながら、本当に後輩たちに慕われていた卒業生たちだと改めて感じました。

食堂では高級部生とご家族、来賓と教員たちの参加のもと、祝賀会が行われました。担任を受け持った教師の言葉、12年間民族教育を受けさせてくださり、これからも学びの道を開いてくださる両親への感謝の手紙、そして保護者代表の人生の先輩としての心のこもったメッセージ。全てが温かく、胸にしみる言葉でした。

彼らは自身が1年間掲げた《우리의 전진에 강성할 래일이 있다!（私たちの力強い一歩が未来へと繋がる）》を実践し続けた貴重な経験を胸に、これからも輝く未来へと進んでいくことでしょう。茨城朝鮮初中高級学校高級部第65期卒業生たちに栄光あれ！