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（引用元：体育学部スイル学部長のフェイスブックより）

ー友情が繋いだ横浜アリーナの舞台裏ー

日体大実演会における本校舞踊部の公演、大きな反響をいただいた。朝大側の交流責任者として今年もアテンドした僕は舞台裏の姿をたくさん見ることが出来た。

①アクシデント

出演予定の15分前にアクシデントは起きた。1人の学生の 북(プク/太鼓）と肩紐を結ぶ金具が取れた(写真)。

顔面蒼白の女子学生に呼ばれる。『どうにかなりませんか』。僕の力で何度試しても金具が硬すぎてあと0.5ミリぐらいが開かず。（これは無理かも）と頭によぎる。（ペンチでもあれば）と思ったらもう走っていた。出演を終えた日体大ダンス部の控室に行き『緊急です！ペンチありませんか』。大男がいきなり入ってきての説明、事情を察すると日体大生もすぐに行動。『A先生ならあるかも！』とある数名が走り出す（誰、A先生？何故持っている？）とか考えながら、もう自分も行った方が早いと一緒に走る。事情を説明、工具箱からペンチを取り出したA先生が開こうとするがなかなか開かない。折れてもダメ、（ここで折れてしまったらまずい）と思い、ペンチを借りて朝大控室に戻り試すがあと数ミリが開かない。迫る出演時間、焦る学生。太鼓の舞なので、太鼓がなければ当然その学生は出れない。覚悟を決めて、やっぱり力任せ。

太鼓を必死に抑える舞踊部顧問の朴先生、そして金具を引っ張り力で開いてかけようとする自分。力がぶれないようにといつの間にか僕の体を抑える舞踊部学生達。壮絶な光景だったと思う。

もう上着を脱ぎ汗だくになりながら取り組んで、最後はやっぱり『気合』が出ていた。

『ウォリャー（だったかな）』

気合を入れて引っ張たら、いつのまにかはまっていた。歓声を上げる学生達。間一髪間に合った。直ぐに控室を出て入場ゲートへ。16名の学生達の舞踊はこれで何とか達成できた。

②金メダリストとの学生交流へ

朝大創立65周年学園祭にビデオメッセージを送ってくれた金メダリストの阿部詩(柔道）選手とは入江聖奈（ボクシング）選手。

直接訪ねてメッセージのお礼を告げた。朝大生がとても喜んでいたことを伝えると、2人もとても喜んでいた。色々と話し、学生同士の交流もしたいと伝えたらとびっきりの笑顔で是非したいですと。その後直ぐに彼女達はマスコミに囲まれたので、朝大生との写真は撮れなかったけど、すがすがしいアスリート、メダリストの姿でした。