(引用元:soojaさんのnoteより)
「在日コリアンの存在は、日本の植民地支配と何の関係もない、普通の移民と同じだ」と述べるあなたへ、あるいはそう考える誰かへ
当該記事に関して、至る所に事実と異なる点がある為、取り上げご指摘させて頂きます。
― 取り急ぎの回答・歴史の初歩的な説明に替えて ―
最初に述べておきますが、あなたの記事は事実情報として書かれていない不足点も多く間違いが多い事に加え、導き出したタイトルの結論の間違いぶりはあまりにも酷いのと、また私の記事から端を発している事から放置・看過する事もできず、勝手に私からの「回答」としてお伝えさせて頂きます。
述べられた内容について私は多々否定する事になりますが、あなた自身を否定しているわけではないのでくれぐれも攻撃されているなんて誤解せず、出来るだけ素直にまっさらな気持ちで読んでほしいです。でないと時間をかけて丁寧に書いている意味がないので。
私は本当の歴史を知ってもらうためにこの文章を書いています。
長いですが、noteの記事を書いたあなたと又そのように考える人へは、分けてでもいいので最終的にはやはり「全て」最後までお読みください。
それ以外の方は、目次のどこからでも気になる部分だけでも、読んで頂けたら幸いです。(記事の中で在日1世のハルモニたちの詩(2つだけですが)をご紹介しているのと、在日1世の私の父の話も書きましたので、是非これらは読んでいただけると嬉しいです。)
はじめに -あなたの文章を読んで-
奇妙な ー、そして不思議な文章だなと思った。
日韓併合や植民地支配は認めるけれども、「在日コリアンの存在はそれらと何の関係もない」と結論づけられた文章。
何というか日本語の文章としては主語があり述語があり成り立ってはいるけれども、その「意味」を考えた時にはまったく成立しえない破綻をきたす文章。
記事全体でもそう。在日朝鮮人の人口数や、渡航制限、4.3事件に朝鮮戦争。
ひとつひとつの事実根拠(結論を導くには恐ろしいほど軽々しく少ないが)は事実なのだが、その断片的な事実をつぎはいだ結論は、歴史の真実とはおおよそ異なるという内容。
何故だろうと考える。
それは、書かれている「日韓併合」や「植民地支配」という、4文字と5文字からなる言葉のその内実を知らないか、知っていてもこれまた空虚な言葉上のものとしてしか認識出来ていないからなのではないだろうか。
でもそう思うと、よくよく考えたら私も20歳頃在日コリアンコミュニティに出会い学ぶ機会をもてる迄、そういった歴史を本当には詳しく知らなかった。(植民地支配については勿論認識していたがその具体的な事は、ふんわりとしか分かっていなかった)
↑続きはご覧ください