東京第3ハッキョ 新校舎建設物語 50 (2020年度「キッズデザイン賞」受賞)
の続き
(引用元:朝鮮新報より)新校舎となり初めての登校日に行われた「帰校式」での一幕。児童らは屋上にある運動場を見た瞬間、歓声をあげ駆け抜けた。
「風景」をめぐる旅/「続々・私たちの東京第3初級物語~新校舎建設編」編著者・金淑子さんに聞く
同胞たちの善意、未来への夢
―日宇さんが母校・東京第3初級のルポを集中して書き留めるようになったのはなぜだと思われるか。
第1巻の証言編、第2巻の体験記録編で日宇さんは、証言を集めるために卒業生や当時の教職員たちを探して周った。当時はインタビューをしてそれをまとめても、いまみたいにメールがない時代。郵送で送っても読んでもらえないこともあるので、もう一度会って、直接読んで聞かせて承認をもらい掲載まで進めた。そこまでしてチェーサムハッキョ(東京第3初級)を扱おうと思ったのは、やはり同校への愛情からだと思う。それによくチェーサムの昔話をしていた。日宇さんが通っていた頃は親たちが生きていくことに必死で、そのなかで子どもたちは子どもたちで、親や周りの大人の後ろ姿が格好良く見えたことだろう。
生の一世の経験がそこに生きていた。それを思うと記録として残さなくてはと考えたはずだ。
―2019年10月に日宇さんが他界して以降、その遺志を継ぎ同年12月からは淑子さんがペンをとった。
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書籍「続々・私たちの東京第3初級物語~新校舎建設編(2018-2021年)」が今年4月に発行された。(提供写真)
(引用元:『朝鮮学校のある風景』・金 淑子さんのフェイスブックより)
金日宇が通い続けて書き溜めたルポに、彼のバトンを引き継いだ私が取材し、インタビューした内容を加えて本にしました。
草創期の関係者インタビューから始まった『私たちの東京朝鮮第三初級学校物語』三部作の完結編です。
57年前、(校舎建設)工事中の屋上に上り、卒業記念写真におさまった日のことを思い出した。周りは木造二階のモルタルの建物、鉄筋コンクリートの建物と言えば、日大病院だけ。周囲で一番高い建物だ。『朝鮮学校、ボロ学校』とはやし立てていた板橋十小の木造二階建ての校舎が眼下にある。みんな泣いた。『ボロ学校」と言われ、下級生をかばいながら必死で『入ってみたらいい学校」と言い返さないでいいのだ。(金日宇 88㌻)
そして今回は、校舎建設をめぐる長かった紆余曲折の日々を乗り越えて、40代後半の若い世代が立ち上がったのです。
校舎に込められた様々な人々の思い…。ぜひご一読ください。
<購入方法>
下記口座に料金(新校舎建設編1,500円+送料250円、三冊セット5,000円(送料込み))をお振込みの上、
メール(hanal1drop@yahoo.co.jp)またはFAX(03⁻6279-3356)、メッセンジャーにて、①ご希望の本、②氏名、③住所、④電話番号をお知らせ下さい。ご入金確認しだいお送りします。
振込先:三菱UFJ銀行 神楽坂支店 (普) 0207594 キンヨシコ
ぜひよろしくお願いします。
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