(引用元:朝鮮大学 体育学部宋 修日学部長のフェイスブックより)
ーDPRK 東京五輪参加辞退表明を受けてー
先日、朝鮮(DPR.Korea)の東京2020参加辞退表明に接しました。朝に速報が出てから次の日までたくさんのマスコミから取材要請の電話が一日中続きました💦。
『知っていたのか?』、『朝鮮で何が起きているのか』、『心境は?』、『選手たちは』と。朝に知って30分後に心境を聞かれてもその日は何も答えようがありませんでした。
東京2020を目指した朝大スポーツプロジェクト発表(2016年)
空手の東京五輪正式競技化決定(2016年)
朝大生・朝高生ボランティア募集PR活動(2017年)
朝鮮のWKF(世界空手連盟)加盟(2017年)
朝鮮訪問、現地での担当者との打ち合わせ(2018年より2年間で計5回)
宋尹学・高智蓮選手の五輪出場をかけた予選シリーズ転戦(2018年より)
パラリンピック打ち合わせスタート(2019年)
朝鮮選手団RAM-HONG FRAGキャンペーン(2019年スタート)
いよいよ2020年が幕を開けた矢先にコロナパンデミックに。1年延期、世界が予想だにしなかった危機に、五輪に対する様々な反対意見も出て難しい状況に。コロナが理由ならしょうがないし、いつも心のどこかでは『覚悟』はあったつもりだけど、オリンピックに向けて取り組んできたのがあまりにも多すぎて、すぐ気持ちの整理をして次へ、とはそう簡単にはいかないのも正直な心境です。
残念ながら我々空手選手にとって最後のチャレンジの場だった6月にフランスで行われる最終予選も出場出来なくなりました。
それでもニュースが流れた後、すぐ選手と一緒に道場に行き、稽古しました。その日も笑顔で指導してくれた師範、我々を気遣い連絡やメッセージをくれたたくさんの人々、本当に有難かったです。マスコミの方も以前、取材を受け懇意にしていただいてる方々が多く取材と同時に激励も多かったです。
本当に全てが終わったのかまだ自分でもわかりません。振り返るにはまだ早いと思っています。一緒に頑張ってきた選手たち、支援してくれた全ての人々、キャンペーンやプロジェクトに協力してくれた全ての人々への感謝も込めて、しっかりと今後の対応に取り組みたいと思います。
※とても残念です。
しかし今までの努力は必ず報われるはず
そう信じてます。