同胞ビジネスフォーラムの様子 1 (ジムロジャース効果で・・・)
同胞ビジネスフォーラムの様子 2(ジム・ロジャース インタビュー要旨・配布されたパンフレット)
の続き
(朝鮮新報より http://chosonsinbo.com/jp/2019/11/hj191120-1/ )
「KANSAI2019同胞ビジネスフォーラム 」/同胞商工人ら総勢560人が集まる
統一新時代に考える朝鮮経済の可能性
「KANSAI2019同胞ビジネスフォーラム~統一新時代に活きる在日同胞企業ビジネスの可能性~」(主催=同実行委)が16日、ANAクラウンプラザホテル京都で行われ、在日本朝鮮商工連合会の各副会長、関西地域の商工会会長をはじめとする商工会役員や会員、同胞商工人など総勢560人が参加した。
2年に1度、商工連合会異業種懇談会が主催し行われる同ビジネスフォーラムは、同胞商工人が新たなビジネスチャンス、ビジネスマッチングを求め集う経済交流の場として開催されており、今回で3回目となった。
開会式では、フォーラムの開催を祝し、在日本朝鮮商工連合会の白陽来副会長が祝辞を行った。
白副会長は、「朝鮮半島は現在、最もドラスティックな変化が起きている地域だ」と指摘したうえで、「歴史的な朝米首脳会談と北南首脳会談を契機に開かれた朝鮮半島経済圏の可能性が今後どのように現実として成長発展していくのか、在日コリアン企業家はもちろん多くのエコノミストや投資家などさまざまな人々の関心事となっている」と強調した。
白副会長は、今回のフォーラムが「未来へと続く同胞商工ネットワークを一層発展させ、在日コリアンの新たなビジネス価値を創造していく重要な契機になることを切に願う」と述べた。
続いて、実行委を代表し鄭致元委員長があいさつした。
鄭委員長は、「朝鮮半島経済圏の潜在力と展望について深く考え、リアルに体感するきっかけになれば」と、今フォーラムで米国人投資家ジム・ロジャーズ氏の独占インタビューや朝鮮経済専門家たちのディスカッションを企画したことに言及。そのうえで、「数十年間閉ざされてきた北南の経済交流の門戸がいま開かれようとしている」とし、「朝鮮半島をとりまく情勢は複雑で経済制裁という大きなハードルもあるが、歯車が動き始めたのは間違いない。朝鮮半島がダイナミックに変化していくなか、統一新時代へと向かう流れを展望し、同胞商工人のビジネスの領域を広げていく新たなチャレンジが要求される」と参加者たちへ呼びかけた。
世界的投資家が語る統一朝鮮
フォーラムのはじめに、インタビュー映像「投資家・ジム・ロジャーズが語る朝鮮半島経済圏の潜在力と展望」が上映された。インタビュアーを在日本朝鮮商工連合会の呉民学理事長が務めた。
ロジャーズ氏は、インタビューで朝鮮半島経済の可能性と展望について、朝鮮半島が今後10年20年のあいだに、世界で最もエキサイティングな地域になるとし、その根拠として、およそ8千万に及ぶ朝鮮半島の人口、中国と国境を隣接する地政学的条件、地下資源や労働力など潜在成長率が優れていることをあげた。
同氏は、インタビューの最後に、フォーラム参加者たちに向けて「Make korea great! Your time is coming! (朝鮮を偉大な国に、あなたたちの時代が来ている)」と言葉を残した。
フォーラムでは、その後、「統一新時代に活きる在日同胞企業ビジネスの可能性」と題したパネルディスカッションが行われた。公益社団法人日本経済研究センターの伊集院敦首席研究員、KAN経済研究所の姜日天代表、環日本海経済研究所(ERINA)の三村光弘主任研究員、コリアメディアの朴在勲企画研究部長、4人の朝鮮経済専門家がパネラーとして登壇。司会進行を朝鮮商工新聞の金昌宣編集長が務めた。
また分科会では、「外国人雇用の展望と実例」「フランチャイズビジネス成功へ向けて」「観光戦略・都市戦略から見る関西経済の展望~統合型リゾート(IR)と大阪万博」の3つのテーマで、専門家たちが講演した。さらに、懇親交流会も開かれ、参加者たちは異業種交流を深めた。
統一新時代の在日同胞企業ビジネスを考える/ビジネスフォーラム・パネルディスカッション
http://chosonsinbo.com/jp/2019/11/hj191120-2/
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※参加された方々お疲れさまでした。