高校無償化のみならず、幼保無償化まで除外した日本政府。
でも民間は捨てたもんじゃない。
こういう交流こそ未来を変えていくはず。
もはや大人は子供から学ぶべき。
駆け引きだらけの忖度ばかりしてないで2つの目と耳でしっかり見て聴き、導いて欲しい。
その国の宝である子供達は互いに未来を見て、聴く耳をもち、前に進もうとしている。
「文化祭においでよ」 原中学校の生徒2人が朝鮮学校生徒を招待
諏訪郡原村の原中学校3年、野明薫奈(ゆきな)さん(14)、田中萌々果(ももか)さん(15)が28日、同校文化祭に長野朝鮮初中級学校(松本市)中級部の3年生たちを招く。日朝関係に関心を寄せ、同校にハングルで書いた手紙を送ったことがきっかけ。同校側は近年、県内の他の学校との交流がほとんどないといい、10月に開くバザーに原中の生徒たちを迎える計画も進んでいる。
韓流アイドルが好きで、個人的にハングルを勉強していたという2人。社会科担当の平塚広司教諭(45)に、朝鮮学校開校50周年の一般公開を紹介した7月5日付本紙朝刊の記事を見せてもらい、北朝鮮の核開発疑惑が明らかになった1990年代、各地の朝鮮学校で民族衣装の制服を着た女子生徒が切りつけられる事件があったことを知った。
「日本との関係が悪い今も嫌な思いをしていないかな」。心配になった2人はインターネットなどで調べ、「同じ日本人として申し訳なくなりました」「お話がしたいので私たちの文化祭に来てほしいです」と手紙を書き送った。
朝鮮初中級学校の生徒からは日本語で書かれた手紙が返ってきた。原中の文化祭を見学したい、朝鮮半島と日本を巡る情勢は良くないが互いに手を取って明るい未来を築きたい、といった内容。10月27日に行うバザーへの誘いもあった。日本による植民地支配の歴史も勉強した野明さんは「最初は責められるのではと不安だったけれど、仲良くしたい気持ちは同じなんだと知ることができた」と話す。
「ハングルで一生懸命書いてあったことや、同世代の日本人から気持ちを寄せてもらったことに生徒たちは感激していた」と、長野朝鮮初中級学校教員の金才成(キムジェソン)さん(30)も喜ぶ。28日の文化祭には中級部3年生9人が訪れる予定。野明さんと田中さんはハングルで「ようこそ」などと書いた歓迎ポスターを玄関に飾り、一緒に合唱祭や昼食を楽しむことにしている。
日本人拉致問題などを背景に、在日朝鮮人に対するヘイトスピーチやネットへの差別的な書き込みもある今日。田中さんは「自分たちの行動で周りの考えが少しでも変わってくれたらいいな」。10月のバザーには、友人を多く誘って訪問するつもりだ。
(9月27日)
※とてもいい記事ですねー