インターハイの金メダル獲得へ、あと1勝のところまでたどり着いた梁選手(右)
〈インターハイ・ボクシング〉金メダルへ、あと1勝/大阪朝高・梁章太選手
↑朝鮮新報より
インターハイのボクシング競技は準々決勝まで2つのリングで試合が行われるが、準決勝からはリングが1つになる。全観客の視線が注がれるうえ、決勝進出がかかった大一番とあって「いつも以上に緊張を感じていた」と梁選手。尹成龍監督も試合前から一抹の不安を覚えていたが、その予感は的中する。
1日の準々決勝で昨年度インターハイ2位の強敵を倒した梁選手は、前日と同じくパワーが持ち味のインファイターと対戦。1Rこそ右ジャブで距離を保ちつつ機を見た左ストレートで主導権を握ったが、2Rは積極的に前に出てくる相手に苦戦する。3Rも攻撃の糸口を掴めず、判定にもつれこんだ。
最終的に判定で勝利を収めたものの、本人としては「もっと自分のボクシングを表現できれば」と悔いが残る試合内容だった。
金メダルをかけた決勝の相手は、全国ジュニアボクシング大会で数々の実績を残し、高校1年生ながら勝ち上がってきた東海大熊本星翔(熊本県)の選手。
「パワーがあるファイタータイプ。ガツガツ来られても距離を置き、得意のアウトボクシングで勝負したい」
次戦のイメージを語る梁選手は「朝鮮人としてのプライド、『同胞代表』としてのプライドを持って決勝のリングに立ち、全力を発揮して絶対に優勝したい」と力強く抱負を語った。
インターハイでの金メダル獲得となれば、高校ボクシング6冠を達成した李健太選手以来、6年ぶりの快挙となる。大阪朝高ボクシング部の名前をいま一度、全国に轟かせられるか。運命の一戦は3日の12時から行われる予定だ。
(李永徳)
※明日勝ってほしいですねー
結果わかりましたらアップしますねー