トランプ大統領:米朝会談「シンガポールで」
CNN報道 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180510/k00/00e/030/234000c
【ワシントン高本耕太】米CNNテレビは9日、トランプ米大統領が米朝首脳会談の開催地をシンガポールとして計画を進めるよう政府当局者に指示を出したと報じた。トランプ氏は報道に先立ち、会談の日時・開催地など詳細が決定したことを明らかにし、「3日以内に発表する」と発言、朝鮮半島の南北非武装地帯(DMZ)の板門店(パンムンジョム)での開催は否定していた。
シンガポールは米朝両国が大使館を置いており、中立性の観点などから有力候補地に挙がっていた。
また、トランプ氏は9日、北朝鮮が拘束していた米国人3人を解放したことを受け、「金正恩(キム・ジョンウン)(朝鮮労働党委員長)に感謝する」と述べた。米朝首脳会談開催の事実上の条件として、米側が要求してきた3人の解放が実現したことで、米朝首脳会談の実現が確定的となった。
解放された3人は平壌を訪問していたポンペオ米国務長官に引き渡され、既に帰国の途に就いた。10日未明(日本時間午後)にワシントン郊外の空軍基地に到着する予定。ポンペオ氏によると「健康状態は良好」という。トランプ氏は9日にホワイトハウスで開いた閣議の冒頭、自ら3人を出迎える意向を示したうえで「(帰国が)実現すると考える者はいなかった。特別な瞬間になるだろう」などと語った。
一方、9日に平壌入りしたポンペオ氏は帰国途上の機中で記者団に対し、米朝会談の日程・開催地とともに「会場など詳細についても(北朝鮮と)合意した」と述べた。「1日間の協議を予定しているが、状況によっては延長される可能性もある」とも語った。ポンペオ氏の訪朝は、中央情報局(CIA)長官当時の4月の極秘訪問に続き2回目。今回も金委員長と会談し「建設的な議論」(国務省)を交わしたという。
(イルボンのFBより)
朝鮮中央通信の報道には驚きました。
「金 正恩委員長は、マイク・ポンペオ国務長官を温かく迎え、彼が最近、国務長官に公式に就任したことを心から祝福しました。」
「金 正恩委員長は、ポンペオ国務長官の訪朝を歓迎し、記念写真をとりました。」
朝鮮が、まるで友好国の要人を迎え入れるかのような対応を示しました。
朝鮮のその様な対応からは、朝・米首脳会談を目前に控えて、現在の朝鮮とアメリカの関係性がどれほどまでに良好であるのかを知り得ることができます。
全世界が注目する朝・米首脳会談の日程は、今週末から来週始めに掛けて発表される見込みですが、朝・米首脳会談を理解するうえでの重要なポイントとしては、
・朝鮮がアメリカの圧力に屈したわけではないということ
(朝鮮がアメリカに屈した、という理屈では、現在の朝鮮半島情勢を説明できない、いくつかの矛盾が生じます)
・今月末に予定されている朝鮮とアメリカの協商は、緊張状態を緩和するための一時的な回避策ではなく、両国の関係性を根本的に改善するための「破格的」な決定になるということ
・朝・米首脳会談は、今後の朝鮮半島の平和的環境が担保される、決定打になるということ
朝・米首脳会談は、「予測されている会談」以上の、「歴史的な会談」になりますでしょう。
(Hong氏のFBより)
朝鮮中央通信は10日、金正恩国務委員長とポンペイ国務長官の会談を伝える報道で、《朝米首脳会談開催に向けた実務的な問題と、それに該当する手続きと方法が深く議論された。最高領導者同志はアメリカ合衆国国務長官と討議された問題に対して満足した合意を見た。》と伝えました。また、ポンペイ国務長官も《非常に有益な協議をして十分な合意を成し遂げたことについて心から感謝している》と金正恩国務委員長に辞意を表明したと伝えています。
朝米首脳会議がシンガポールで開かれと伝えられる中、ピョンヤン開催というサプライズが囁き始められています。
果たして、お二人のこの豪快な笑顔は何を意味するのか、発表が待たれます。
※板門店でなければ
ピョンヤンでの開催かと
思いましたが
正式な発表を待ってみましょう。