(フェイスブックより)
1月中旬、妻容子が他界しました。入院ベッドの枕元のノートに「七日間」と題した詩を残して。
≪神様お願い この病室から抜け出して 七日間の元気な時間をください 一日目には台所に立って 料理をいっぱい作りたい あなたが好きな餃子や肉味噌 カレーもシチューも冷凍しておくわ≫
妻は昨年11月突然の入院となりました。すぐ帰るつもりで、身の回りのことも何も片付けずに。
そのまま不帰の人となりました。
詩の中では妻は二日目、織りかけのマフラーなど趣味の手芸を存分に楽しむ。三日目に身の回りを片付け、四日目は愛犬を連れて私とドライブに行く。
≪箱根がいいかな 思い出の公園手つなぎ歩く≫
五日目、ケーキとプレゼントを11個用意して子と孫の誕生会を開く。六日目は友だちと女子会でカラオケに行くのだ。そして七日目。
≪あなたと二人きり 静かに部屋で過ごしましょ 大塚博堂のCDかけて ふたりの長いお話しましょう≫
妻の願いは届きませんでした。
詩の最後の場面を除いて。 ≪私はあなたに手を執られながら 静かに静かに時が来るのを待つわ≫
容子。2人の52年、ありがとう。
結婚して23年
常に優しい気持ちで
クナに接していきたい