【2018年朝鮮半島情勢を勝手に予想】 | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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(ヨンイ監督のフェイスブックより)




【2018年朝鮮半島情勢を勝手に予想】長いよ‼︎

まず前提として米国による先制攻撃は99%あり得ない。いかにトランプが無茶なことをする大統領であっても朝鮮半島においては、あまりにもリスクが高すぎて軍事衝突は起こせない。

ピンポイント爆撃であれ大規模先制攻撃であれ、通常アナログ兵器が届くソウルは壊滅する。
開戦5分で2万発の砲弾がソウルに落ちると言われている。日本に届くミサイルの数も数百発ありイージス艦やPAC3じゃとても太刀打ちできず、深刻なダメージを負う。
もし、日本が積極的に米軍の支援に回れば、宣戦布告とみなし数千人規模の特殊部隊が海から上陸し、米軍基地、自衛隊基地、下手したら原発を狙って爆破するかも知れない。

もちろんDPRKも焦土化するが米国本土も無傷ではいられない。
数百万人規模の犠牲者がでることが予想される。
さらに泥沼化し長期化する地上作戦などはもってのほか。

トランプ大統領の頭の中に先制攻撃のオプションなどすでに存在しないと見ている。

①軍事衝突もない。
かといって
②核保有国として認めることもない。

だとすると、これだけ緊張が高まった情勢はどこにどのように着地するのか?

結論から言うと

①DPRKの核保有を黙認する
②さらなる核開発とミサイル実験を封じ込める。

おそらくこの2点で落ち着くことになるだろう。

これまでのアメリカの極東アジア戦略からするとあり得ない結論となるが、アメリカの世界戦略は以前とは大きく異なる。
アメリカは一極支配体制崩壊後、新たな世界戦略を模索し続けてきた。

これからの世界経済で最も注目するべき国は、中国とインドである。
中国のGDPが日本を追い抜いたのは2010年のことだが、現在は2倍以上の差が出ている。2024年中国はアメリカを追い抜き1位に躍り出る。
日本はインドにも追い越される。

アメリカはかつてのような圧倒的パワーはない。
中国と極東アジアの覇権を争い消耗戦を繰り広げる余裕はない。
かりに中国と貿易戦争が起こればアメリカは敗北し、さらに中国がドル爆弾を投下したらドルは大暴落し致命的な打撃を被るだろう。

そういった意味でもアメリカはどんなことがあっても中国だけは敵に回したくない。
それは中国にとっても同じこと。軍事的に優位にあるアメリカとの対立は避けたい。
トランプ大統領と習近平主席のニコニコツーショットは、二強超大国時代を暗示している。

アメリカによるエルサレムのイスラエル首都承認宣言は何を意味するのか?
国際社会から非難され中東諸国の反感を買ってまで、なぜトランプ大統領は推し進めたのか?
前の大統領たちが揃って先送りにしてきたこの危険極まりない案件を、いまこの時期にやる必要があったのか?
選挙公約だったから、それを実行したに過ぎない。という話もあるが、それにしてはリスクが高すぎる。

ひとつ明確に言えることは、中東の火に油を注いだということだ。
いまのアメリカに複数箇所の火事場をコントロールする力は残っていない。
極東アジアの大火事を落ち着かせ、中東に力点を置こうとしているように見える。

冷戦崩壊後最悪と言われている米露関係についてもトランプ大統領は関係改善に意欲を見せている。

さらに注目すべきところは、インド、パキスタン、アメリカ、中国の4角関係。
GDP3位に躍り出るインドを放っておく訳がない。

アメリカの世界戦略の肝は、「地域不安定状態の維持」であり、それを証明するように朝米関係は振り子のように、緊張と緩和を繰り返してきた。

DPRKがICBMと核兵器を保有したことにより、その均衡は崩れさった。

DPRKが核兵器やICBMを保有したところで、それをもって先制攻撃するとは考えにくく、だとすれば保有自体にあまり意味がなく「不安定の均衡」は維持されるのでないか?という疑問も生まれる。

しかし、このままの状態が続けば、核兵器の小型化、新たな戦略核の開発、ICBMの量産が進むことになる。
そしてその技術や兵器は、共通の敵を持つ反米諸国や反米勢力に流れることになる。

仮にそうなった場合、9.11爆破テロは核爆破テロに変わる。それだけは何としても食い止めようとする。その道は和平交渉で関係改善を図り、DPRKの核を防衛抑止力として黙認し封じ込めるしか道はない。

「さらなる制裁と圧力で核を放棄させる」と豪語しているが、それは無理だという事にトランプ大統領もそろそろ気付いたのではないだろうか。

DPRKはここ数年の制裁の中でも着実に経済成長を遂げてる。
そもそも中国とロシアが原油を停止することはあり得ないが、仮に完全に原油を断ち切り封鎖された状態になれば、さすがに長くは持ち堪えることは出来ないだろう。国民の生活が脅かされ、食糧難に陥り、餓死者がでる。

そうなると対話のテーブルに着くだろうか?
否、封鎖は戦国時代に例えれば兵糧攻め。
宣戦布告とみなし玉砕覚悟でミサイルを撃ち放つであろう。
DPRK国民の精神世界を軽く見ないほうがいい。
半世紀以上、制裁を加えられてきた国民たちの反米感情たるや想像を絶するものである。
軍部や国民の反米感情からわき起こる交戦意識を、抑えているのはいまの政権に他ならない。

斬首作戦なる政権転覆劇がくり広げられ、仮に成功したら、核やミサイルはコントロールを失い、いつどこで発射されるかわからない状況になるだろう。
極東アジアで二度と人類が生きる事が出来ない状況に陥る。

新年早々、金委員長の呼びかけにより、南北対話が実現する。

これを受けトランプ大統領は「制裁や圧力が、北朝鮮に大きな影響を与え始めている」と語った。
そうでも言わないと面子もたたないのだろう。

彼は心の中でこう思っているはずだ「日本と韓国に売るもん売ったしそろそろ良いかな」

トランプ大統領に残された選択は対話による平和的解決以外存在しない。
ただ、アメリカとしては、日本と韓国からの米軍撤退は到底受け入れられないというのも予想出来る。

平昌五輪までの時期に朝米関の水面下での交渉が進むだろう。
五輪後の軍事演習は予定通り行われる。
その前後にミサイル発射があるかも知れない。
表では舌戦が繰り広げられようとも、水面下でお互い了承済みにする可能性がある。

注目すべきは、平昌五輪後。
朝米間直接交渉がスタートするだろう。

①さらなる核開発の凍結(いまある核兵器黙認)
②ミサイル発射凍結
③経済制裁の段階的解除
④武器輸出を禁じる変わりに経済支援
⑤和平交渉

表向き緩やかな緊張状態は保って置きたいというアメリカの事情もあり、国交正常化まで一気に進むとは考えにくい。

トランプ大統領は語るだろう「圧力によって北朝鮮は対話のテーブルについた」と。笑

南北間の交流は今年一気に回復することが予想される。文大統領の手腕に期待する。

平壌で文大統領と会ったら平壌冷麺をご馳走しよう。

以上。今年はちょっとましな年になりそうだ。