在特会側の賠償増額、高松高裁 暴言「人種差別的」と判断
在特会側の賠償増額、高松高裁
暴言「人種差別的」と判断
2016/4/25 14:10
在日特権を許さない市民の会(在特会)のメンバーらに事務所へ乱入され、暴言を吐かれたとして、徳島県教職員組合と元書記長の女性(64)が在特会と会員ら10人に約2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、高松高裁(生島弘康裁判長)は25日、約230万円の支払いを命じた一審徳島地裁判決から賠償額を増額した。
一審判決は在特会側の行為を県教組による四国朝鮮初中級学校(松山市)への資金支援の抗議と判断したが、主な攻撃の対象は県教組と元書記長だったと指摘。人種差別に基づくものと認定しなかったため、双方が控訴していた。高裁は「人種差別的行為があった」と判断した。