〈取材ノート〉情熱あふれる行動で
取材ノート愛知では2012年から立て続けに5つの地域青商会が結成、再建された。その中である地域青商会の初代会長は結成総会を迎えた時も心の底で活動に対する情熱を抱けずにいた。しかし2013年9月、「ウリ民族フォーラム2013 in 埼玉」の舞台を目にして、気持ちが一変した。
「規模もさることながら同胞たちの熱量をひしひしと感じた。子どもたちの未来のために行動を起さないといけない」
それ以降、他の地域青商会の行事や総会には必ずと言っていいほど顔を出すなど活動のノウハウを吸収しようと奔走。その変かりように会員たちも驚きを隠せなかったという。
会長は年の近い幹事長と力を合わせて活動を牽引しながら月1回の幹事会を定例化し、2ヵ月毎の食事会、他にも家族交流行事を開催。その過程で組織の意識と連帯感が向上し、昨年7月には中央青商会総会で「飛躍KYC賞」に輝いた。
初代会長は昨年9月に任期を終えたが、その情熱は若手会員たちに深く浸透している。彼らは「言葉よりも行動で引っ張る先輩の姿」に感化され、次代を担っていくために今期から新設された部署会議で積極的に議論を戦わせている。現在推進中の活動資金を確保するための事業も若手会員の案に基づいたものだ。