surgical sheep | a frog in November

a frog in November

11月のかえる

昨夜のラスト・ホープにゲスト出演した羊さん.外科医役でした.きりりとして似合ってましたな.
小池栄子演じるレギュラー内科医の夫を奪った女という設定でしたが,そのへんのエピソードは象徴的な短いシーン.

このドラマをまともに観たのは初めてだけど,羊さんのエピソードだけでなく,レギュラー陣の現在と過去を短いシーンでフラッシュバックのようにつないで,劇的な効果を狙っているようですね.まあ,年月の表示と画像処理でレトロっぽくしているので過去の部分はすぐ分かるから,手法としてはそれなりに成功しているかな.
でも,嵐の相葉くんが主役というのが,やはりなー,という感じ.やさしそうな顔をしてキツいことを時として言う,という役柄は確かに意外性はあるけど,なんというか,そういう人なんだ,というだけで,そこに至るトラウマがある(のだと思うけど),という雰囲気が伝わってこない.相葉くんのいい人キャラが邪魔になっている,というか,このキャスティングはちょっと無理なんじゃないかな.

そういえば,不景気で一般企業を舞台にしにくいせいか,医療現場を舞台にしたドラマがやたらに増えている気がする.なんとなく,どれも登場する人物が人間として本物っぽくない,いう点では共通している.
この間,山Pのドクターヘリ・2を羊さん登場シーンを観たいがためにDVDレンタルしたけど,これは逆に人物が描かれ過ぎていて,その重さに耐えられずギブアップした.

医療を現実味を残しながらドラマにするのって,難しいのかも知れない.