googol | a frog in November

a frog in November

11月のかえる

朝日新聞の土曜版には,メーカー,ブランド,商品の名前の由来を紹介する小さなコーナーがあるが,けさのは,Google,の語源だった.

Googleは本来は数の単位である,googol,に由来するという.朝日には,googolにしようとしたが,すでにサイト名として使われていたので,googleとした,とあるが,Wikiでは,誤記による,となっている.なんとなくWikiのが本当ところで,朝日のが後付けっぽいな(笑).

googolとは10の100乗を表すそうだが,日本語での通常の表記では無量大数が最大で,これが10の68乗なので,2つの数の積(100無量大数×1正,とか,1恒河沙×1極,というように)としてしか示せない(ちなみに,2位じゃダメなのでしょうか,という蓮舫の無神経な言葉で却って有名になった,理化学研究所のコンピュータ京は,10の16乗を表す,京,に由来しているので,これを使うと,1京の6乗×100,である).

googolは米国の数学者エドワード・カスナーが大きな数に名前を付けようとして,9歳の甥に尋ねた際の返答だそうだ.
日本語のWikiではカスナーについてはこの命名くらいしか解説されていないが,英語版によると,アインシュタインの一般相対性理論に正確な解を与えるカスナー行列(物質が存在しない宇宙で,重力場を研究するのに役立つらしい)の考案者であり,また,垂線が頂点の中点となる多角形(midpoint polygon)の通称(Kasner polygon)として名を残しているという.うーん,どの程度の業績なのかよく分からない(爆).

ちなみに私は,最初のページに検索枠が1個しかないGoogleの最初のページを見ると,なんか,コンピュータに馬鹿にされているようで気に食わない.で,相変わらず,ごみごみして気持ちのいいYahoo!を愛用している.