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5月8-10日、岡山、姫路の鉄旅に行く。

 

東京―岡山 新幹線。

岡山ー倉敷 吉備線。

 

8日、倉敷泊。

 

念願の<大原美術館>を見る。

 

1930年、倉敷紡績の創業者、大原孫三郎が創設した私立の美術館だ。

 

孫三郎が支援していた洋画家児島虎次郎が、何回かのヨーロッパ訪問中に購入した作品が展示されている。

 

エル・グレコの<受胎告知>が所蔵されている。

 

あの時代に、よくもこの絵を手に入れたものだと感心する。

 

マネ、モネ、マチス、ピカソなどの作品がそろった充実した展示が楽しめる。

 

来てよかった、と思わせてくれた美術館だった。

 

9日。

 

倉敷ー新見 伯備線。

新見ー姫路 姫新線。

 

200mか500mくらいの低山が連なる中国山地(山脈ではない)を走る単線、ジーゼル車両。

 

岡山が山国だったを印象づける路線である。

 

姫路駅前のホテル日航に宿泊。

 

駅前から1キロほどまっすぐに伸びる大通りの正面に、あの<姫路城>がそびえている。

 

 

何年か前、お化粧なおしをした純白の天守閣が夕日を浴びて輝いている。

 

外から見るだけでその素晴らしさに圧倒される。

 

来てよかった、と、つくづく思わせてくれる。

 

10日。

 

姫路ー京都 山陽本線、東海道本線。

京都ー東京 山陽新幹線。

 

京都で途中下車。

 

駅構内の土産物店で留守を守ってくれた娘にお土産を買う。

 

山椒種、山椒昆布など。

 

猫の面倒もありがとう。

 

糖尿病のため食べものが制限されるのがちと癪な旅だが、まあ、しゃーない。

 

とはいえ、心行くまで鉄旅を堪能できた。

 

これが最後の旅にならなければいいのだが。

 

姫路・ジュンク堂で書籍購入。

 

「猫と」 養老孟司 村上春樹等の猫エッセイ集 河出文庫

「洲之内徹ベスト・エッセイ 1」 椹木野衣 ちくま文庫

「糖質疲労」 山田悟 サンマーク出版

 

娘の友人Hちゃんが、大量のイチゴと玉ねぎを届けてくれた。

 

大規模農家の実家からの帰りとか。

 

イチゴも玉ねぎも、糖質制限食品の中の優等生。

 

せっせといただくことにしよう。

 

ありがとうございました。

 

当方のがんの話をする。

 

ご両親がそろって心臓弁膜症と診断されたと話してくれた。

 

父上は手術を拒否、母上は開胸手術がうまくいき、元気でいらっしゃるようだ。

 

男より女が強い、のか。

 

年のせいだ、しょうがない。

 

からだに一番悪いのは、年取ることだを、またまた実感させられる。

 

やれやれ。