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アフガニスタンの砂漠に、灌漑用の用水路を通し、東京ドーム5千個分の耕作地を作り出した。
何十万人という人たちが生活できる緑地を、独学独力で生み出した。
医師中村哲さんが凶弾に倒れて4年になる。
偶像崇拝を禁じるタリバンも、命日に遺影を掲げることを許可したという。
中村さん亡き後も遺志は引き継がれていて、現地の担い手となる<平和医療団・日本(PMS)>の約100人のアフガンの人たちが事業を続けている。
建設コンサルト会社役員だった大和則夫さん(73)が、退職後この事業に参加した。
中村さんの遺志は、確実に受け継がれている。
そんなうれしいニュースが朝日新聞で報じられていた。
こんな老後もある。
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イスラエル・ハマス戦争が終わらない。
どちらも自分たちの正義を主張して譲らない。
犠牲になっているのは、一般の市民、子供たちだ。
目を覆うような光景が、連日、ニュースで報じられている。
解決の糸口はまるで見えていない。
以下、<内田樹の研究室>の内田さんのコメント。
――暴力の制御は「原理の問題」ではなく「程度の問題」です。
どちらに正義があるかは原理的な議論であり、原理的な議論には結論がない。
(原理を掲げて戦う限り終わりはない)
――自衛することは許されるが、自衛的暴力にも限度がある。どちらにも戦う大義名分があるが、限度を超えた側は正義を主張する権利が目減りする。
(ネタニヤフ首相は限度を超えてしまった)
――イスラエル国民はこれから長く国際社会において「イスラエル国民」であると胸を張って名乗ることが難しくなるだろう。
――イスラエルが再び国家としての尊厳と信頼を回復したいと望むなら、ネタニヤフ首相が戦争犯罪を認めその責任を彼ら徹底的に追及しパレスチナの人たちに謝罪するしかない
いくらなんでもやりすぎだろう。
きびしいコメントである。
当方もそう思うが、イスラエルの人たちはどう思うだろうか。
平和の大切さ、ありがたさを改めて感じている。
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稲毛・くまざわ書店にて。
「計算する生命」 森田真生 新潮文庫
「どろどろの聖人伝」 清涼院流水 朝日新書
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猫はどうした。
やっぱり。