エアコンの風をきらい、冷たいフローリングがお気に入りの9月のわが飼い猫<みり>。

 

体調不良の飼い主を気遣ってか、まとわりつきを遠慮してくれていた。

 

分かるらしい。

 

いいとこあるじゃないか。

 

ちと、見直したぜ。

 

ありがとう。

 

―――― 老いたれば老いに逆らひアロハシャツ

                  鍋島武彦

 

2日にコロナ感染が判明、十日目に陰性となる。

 

なったとたん、蕁麻疹が発症した。

 

からだ全体が真っ赤に腫れあがり、唇は明太子と化し、膨れ上がった瞼が垂れ下がり、怪談に出てくるお岩さんそっくりになった。

 

原因不明。

 

コロナの後遺症でよくあるケースらしい。

 

こりゃ、ひどいね。

 

医師が感心していた。

 

処方された内服薬と塗り薬のおかげで腫れは二日ほどで引いた。

 

しかし、体調が元に戻るまでほぼ二週間かかる。

 

最悪の8月だった。

 

楽しみにしていた孫たちとの熱海旅行にも行けず、当方の夏の外出着、アロハシャツを着る機会がほとんどなかった。

 

いいこともあった。

 

体重が4㌔落ち、その後もあまり増えず、64-65㌔を維持している。

 

からだが軽くなった。

 

階段の上がり降りがずいぶんと楽になった。

 

これが適正体重なのかもしれない。

 

3週間の断酒で体内もきれいになったようだ。

 

9月の稲毛・くまざわ書店。

 

「記憶は実在するか ナラティブの脳科学」 ヴェロニカ・オキーン 筑摩書房

「校閲至極」 毎日新聞校閲センター 毎日新聞出版

「老い方、死に方」 養老孟司  PHP新書

「トゥルー・クライム・ストーリー」 J・ノックス 新潮文庫

「千葉凸凹地図」 スリバチの達人 昭文社