排泄やトイレについて話す時、むかしの人は、「ビロウな話で恐縮ですが」と前振りしてから始めていた。

 

子供のころ、よく耳にしたことばだ。

 

排泄のことなんて、人前ではしない、避けて通る話だったのだろう。

 

今?まるで聞かない。

 

ほぼ、死語と化している。

 

「ウンコ」や「ウンチ」をタイトルにうたっている本が書店の店頭に山積みされている時代だ。

 

ことばの受け止め方も、時代が変われば変わっていく。

 

とやかく言ってもしょうがない。

 

その<ビロウ>な話をいくつか。

 

まずは、我が家の飼い猫<みり>。

 

寒さに備えてか、食べる量は増えているのに、ウンチの回数が減っている。

 

一日一回が、二日に一回のペースになっている。

 

出す量も以前の半分ほど。

 

出し惜しみしているわけではないよな。

 

ちと心配である。

 

来週、ワクチンを打ちに行く。

 

獣医に聞いてみよう。

 

 

横向き写真で失礼。

 

直し方がわからない。

 

<ビロウ>ついでにもうひとつ。

 

<ウンチ>の主成分てのは、食べかすが排泄されているように見えるが、ほとんどは、自分自身の消化管細胞の残骸なんだそうだ。

 

えっ、ほんとか。

 

ちょっと、びっくり。

 

分子生物学の青山学院教授、福岡伸一先生の話だから嘘じゃないだろう。

 

今度調べてみよう、ってわけにもいかないが。

 

 

おまけの<ビロウ>。

 

<オナラ>をするとき、同じ肛門からなのになぜか個体は一緒に出てこない。

 

考えたこともないが、言われてみれば、なるほど不思議でもある。

 

われわれが<オナラ>ができるのは、肛門に近づいてきた物体が固体か液体かを瞬時に見分け、「気体であるときのみ排出する」という機能を、肛門が持っているせいなのだ。

 

こんな複雑で精巧なシステムは、人工的にはつくれない。

 

肛門、凄し。

 

外科医の山本健人さんの「すばらしい人体」に書かれている<ビロウ>なお話だ。

 

この本、とてつもなく面白い。

 

<ビロウ>ではないが、目についてのこんな話もある。

 

紙に書かれた文字は、紙を激しく横に振ると読めないが、紙ではなく顔の方を振ると読むことができる。

 

やってみたが、確かにそうである。

 

そんなことができてしまう人のからだのつくりの素晴らしさ。

 

山本さんは、この本で、「人のからだのすばらしさ」のほかに、「人はなぜ病気になるのか」「大発見の医学史」「あなたの知らない健康の常識」「教養としての現代医療」と、5章54節にわたり解説している。

 

目からウロコ!

 

腑(ふ)に落ちる!

 

おすすめです。

 

 

地震が頻発している。

 

先日の震度5弱のやつも、けっこうだった。

 

何かの前触れ、予兆か。

 

いやな予感がしている。

 

心配してもしょうがないが、せめて、備えあれば憂いなし状態だけにはしておこう。

 

コロナ、大雨の次は地震か。

 

災害列島日本。

 

みなさん、ご用心を。