近くを忘れ、遠くを思うと人は病む。遠くへ行きたい。


旅のよさを、芥川賞作家の山下澄人さんはそう言っている。


逆もありそうだ。


引きこもりの安逸生活にどっぷり浸りこみ遠くを忘れると人は病む、のではないか。


そんな気がして鉄旅に出た。


4月23、24日。


<房総半島ぐるり一周>鉄道の旅


一度やってみたかったんだ、これを。


そんな近場のどこがよくてと言われそうだ。


さしたる理由などない。


ただ、乗りたいだけ。


座席に座り、窓の外を流れる風景をぼーっと眺めている。


それがいい。


それがいいのだからしょうがない。


面白いに理由なんかない。


面白いから面白いのである。


騙されたと思っていちど試してみては。


病み付きになるから。


今回の経路。


千葉ー安房鴨川ー太海(以上 外房線)ー館山ー君津ー五井(内房線)ー上総中野(小湊鉄道)ー大原(いすみ鉄道)ー大網ー千葉(外房線)。


これを二日間かけて回る。


感想?


特になし。


特にない状態になりたくて行くのだから、まあ、しょうがない。


ホテル<潮騒リゾート鴨川>の露天風呂で、目の前に広がる太平洋をぼーっと眺めているのがサイコウに気持ちよかったけどね。





鴨川シーワールドで巨大な白イルカ<ベルーガ>を見たりして。



おいてけぼりにされ、ひとり不機嫌なのはわが飼い猫<みり>。






帰宅後、一言もしゃべらない。

無言で当方をにらみつける。

何を考えているのか、なにやらブキミだ。




行きがけ、稲毛<くまざわ書店>で購入した。


人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)/講談社
¥価格不明
Amazon.co.jp



木に年輪があるように、湖の底などにも、1年ごとに溜まった沈殿物の層がある。


これを<年縞(ねんこう)>ということをはじめて知った。


これを調べることによって、気候変動を詳しく知ることができるらしい。


10万年の長いスパンで見ると、地球は今、寒冷化に向かっているらしい。


えっ!?




もうすぐGWが始まる。


出かける予定はない。


金曜日に<津田沼・蕎麦の会>のお誘いがきただけだ。


猫といっしょの静かな時間を過ごせるだろう。


平和だからこそ。


平和に感謝!!!!!