2022年2月度 石川 三平

◆これを知るのに45年もかかった。思い返せば就職時、父親も反対した新聞社入社。就職難時に入社が早稲田大学でたったひとり内定を勝ち得た日本石油やいすゞ自動車をけってまで入社すべきではなかった。まだ担当員助務のころ神尾親分から言われた言葉を思い出す。「お前は店主と友達扱いし過ぎる。ダメだ」と。全く新聞販売業界を知らぬまま入社してしまった。当時の新聞奨学生を観て「こんな違法がまかり通るのか」と。読売新聞が絶対だと、狂信する非科学的思考には間違いなく反対。入社時の面接で「ローマ宣」についてどう思うか?と聞かれたときは得意の食料世界戦略に長々と答え、「君、長すぎるよ」とまで言われ、配属が「販売局」になり、販売局研修での前述の旧態依然に唖然。どうしても変革してやろうと感じ入ったものだ。新入社員としては自信満々、思想が異なるが生意気だったことはいなめない。ただしよく勉強したし、お陰で教養も高くなった。ただ周りは全く勉強もしないし、あきれるばかりだった。

◆新聞屋との付き合いも異常なものだった。常に「改廃」という危機におかれ人種差別ともいえる環境にあるが、「完全配達」、「完全納金」という2つの業務が完全なら「何も恐れるものはない」このどちらかに「瑕疵」があるときウソが露呈して「改廃」になる。このひとおかしいな、と思うとき上記2件のことを注意し、ウソを発見し見抜いたことも多々ある。ただ「改廃することはいいが、後が気になる」ただ改廃される本人がいいかげんな状態であるのに気が付くべきだった。噓つきは発見される。新聞販売店主は業界のたたき上げ者が多く、本当に教養もないし、二流大学すらでていない。だから「得意な賄賂」が横行する。これが大嫌い。親父は幼き頃より小遣いはくれなかったが、教育には熱心だった。生存競争には強くても違法行為は許さなかった。当然ぶつかる。後輩の某君が「あんたは変わっている」というのもこのことか。周りが妥協するのが許せなかった。

◆担当員という同業者も相当教えてきた。とにかく教養がない。出身大学を聞いても偏差値が低い者だらけ。こんな人たちで日本一の納金ができるのか、と勉強会という政策集団まで作った。それに参画していた人たちも後々一部の人たち以外は何もしていない。先輩に教えてもらったのだから、業界の「非」を直す努力をしろよ、と言い続けたのだが「なんせ自己保守と非勉強で」で何もできない。せいぜい子会社のトップで自己安全。全く勉強していない。今季、僕の箴言の同意した数少ない高偏差値の人間が上級公務員試験(キャリア)の筆記テストに合格。泥沼から脱却できる。その他の教え子たちは相変わらず下賤な新聞屋からの搾取で業界を終える。こんなに時間があったのに、勉強もしないし教養のない。あるのはくだらない新聞社時代の搾取キャリアだけ。もう来なくていい。最近、またダークマター真説と時間の歪みにはまっている。

◆こんな人種が新聞屋を教える現実では新聞屋レベルはますます悪化する。エゴ新聞社政策では折り込み減状態から脱却できず、「配達員不足」への手法もない。年末、久々に「一杯、やらないか」と声をかけたところ彼は実は「常配」に陥っていた。場所は東京都内、大部数店主だ。こんなのが多発していると考えられる。要は教養もない上に新聞屋が守るべき最低限の法則すら守れていないのだ。そのうえでノウノウと子会社のトップだと息前る。自分の勉強の度合いを考えろ。何もせずこの業界を生きてきた反省はないのか。世間の常識を知らないのは新聞屋と同等だ。