そそくさと仕事を切り上げ、
ジャクソン・ポロック展
@国立近代美術館へ。
金曜日は夜8時まで観賞することができます。
一見、ランダムに筆をすべらせたり
絵の具を流しこんだりして生まれた
偶然の産物のような印象ですが
ポロック本人曰く、
すべての筆跡?は必然性を持って
そこに描かれている、そこに在る、
ようであります。
だからこそ
やもするとただの落書き、カオス・・
に終わりかねないこの激しい線と色の重なりは
理屈抜きで私たち観るものに
訴えかける何かがある、のかもしれません。
黒い線は
バルサミコを煮詰めたソース、
白い線は
マフィンの上にラフに飾られたアイシング・・
基本的に私の中で
「美しい」という感動・衝撃を喚起するものは
「おいしそう」であるかどうかである、
という悲しいようなおかしいような
事実に最近気づき始めました。
みなさんはこういった作品を前にして
それぞれの頭・心・からだの中で
どんな化学変化をおこして
感動に到達するのでしょうか。
ほとばしるような筆づかいに
ぽわんと想いを馳せたのでありました。