代々木上原の「le cafe du bonbon」の
お菓子教室へ。
焼き立ての
ビスキュイドゥサヴォア。
甘くやさしい卵の香りに
つつまれます。
ガトーフロマージュ
こちらは焼いてから
少し落ち着いたくらいのもの。
スフレ状に軽い口どけながらも
まったりと心地よくチーズの美味しさが広がります。
こちらは一日冷蔵庫で寝かせたもの。
よりいっそう生地の目がぎゅっとつまって
チーズの味が強まる感じです。
どちらも捨てがたい美味しさ・・
デモンストレーション形式のレッスン。
ビスキュイドサヴォアのメレンゲ作り。
先生の無駄のない美しい所作に
ただただ見とれる。
美しいものは
美しい動きから生まれる・・
と感じ入ります。
なんだかもう、
生地が混ざり合った時点で
「美味しいよ」と語りかけてくるかのような
この愛らしいようす。
ひとつひとつのプロセスを
丁寧に、イメージ・意識を持って行う、
その積み重ねがやはり大事なようです。
今回のレッスンで
先生がいちばん強調していたのは
「焼き」の大切さ。
どれだけ
自分のオーブンのくせを知って
使いこなせるようになるか、が大切と。
とてもシンプルな材料に
シンプルな作り方。
だけど
先生のお菓子への想い・哲学が
ぎゅぎゅーっと詰まった「作品」たちは
それはそれはしあわせな味で、
たまらなくいとおしいたたずまいにあふれています。
自分の中で
大切にしていきたいな、
と思う感覚と非常に近いものがありました。
しかも
帰り際に突然のどしゃぶりに見舞われ
しばしお店で雨宿りさせていただくことに。
思いがけず、
先生と熱く語らう機会に恵まれ・・
お菓子の話しから
人生観にまで発展し・・
その人となり、
センスがすべて
シンプルな焼き菓子に反映されているなあ、
と深く実感。
かけがえのない時間を
本当に、どうもありがとうございました!