嵐山電車にゆられ、
天龍寺へ。
雲ひとつない青空です。
雲竜図を鑑賞してから
広い広い庭園を歩く。
真っ青な空に
黄色と緑が映えます。
にょきにょきと
たけのこが顔を出しています。
どこまでものびる竹林。
かぐや姫が潜んでいるんじゃないかと
少しそわそわしてきます。
人混みに少し疲れながらも
急ぎ足で次へ向かいます。
二条城です。
それにしても広い!
細部のデザインにはっとさせられます。
二条城で気づいたこと、それは
私は境界線に弱いということ。
空と屋根の境界、
近づいてみます
ふすまと床の境界・・
床を見つめていたら
なんだか妙に歴史の流れを感じてしまいました。
門の扉のさび具合に
ぐっときます。
めっきがはげているのをみて
「大名行列の列が長すぎて
待ちくたびれた大名が
手持ち無沙汰ではがしたんだ!」
と満足げに仮説を立てる旦那さん。
ふだん歴史的建造物を見ても
「歴史の重み」的な側面で
感動することはあまりないのですが・・
(単純にデザインが美しいとかで・・)
今回の京都では
そういった「歴史の流れ」を実感として感じて
ぞくぞくする自分がいました。
そして
些細なレベルでですが
自分がどんなもの・こと・状態を
心地よいと感じ、感動するのか・・
というのが少しクリアになったような気がする、
そんな小さな発見があった
京都でありました。