千葉にある
ホキ美術館
へ行ってきました。
昨年11月にオープンしたばかりの
写実絵画専門というユニークな美術館です。
そしてそのいでたちもまた独創的。
普通の民家の中に
突如この無機質な立体が出現。
入口へとつづく道
とげのように刺さったオブジェを横目に。
期待が高まります。
五味文彦氏の一連の静物シリーズに
ただただ見入る。
思わず触れたくなるような
はじけるレモンの果肉感。
ずっしりとした洋梨の質量感。
こちらのガラスの絵は
至近距離まで近寄るほど写真に見えてくるくらい・・
今さっきまで
自分がこのボウルを抱えていたような
そんなリアルさを覚えました。
今やデジタル写真が発達して
ボタンひとつで
ある瞬間を簡単に永遠のもののように
残すことができる時代。
そんな時代の流れと
逆行するかのような、
写実画を描くという
途方もなく時間をかけて
対象物と向き合う行為。
なんだかあれこれ
思いを巡らせてしまいました。
エレベーターで隣り合わせた女性が
旦那さんに向かって
「あなたまで絵画に思えてきた」
と冗談めいて話していて
思わず一緒に笑い合ってしまいました。
でもそれは
実在するって、
目に見えるものって、、
何をもって「ほんもの」なのか・・
という根源的な問いかけに
通じるかのように思えます。
めずらしく
哲学的になったところで
やっぱり食欲を満たせるものこそがリアル・・
結局花よりだんご・・
美術館に併設のイタリアンでお昼ごはん。
「アルポルト」の片岡シェフプロデュースのお店だそうです。
10種類の野菜がたっぷり入った
トマトソース・スパゲティをいただきました。
デザートには
マンゴーのタルト+パンナコッタ。
美術館を出て
ぐるりと建物を観察。
みればみるほど
不思議な造形・・
夜ごはんは
ひとあし早く、恵方巻もどきを
旦那さんと作りました。
マグロ、卵焼き、かんぴょう、きゅうり、大葉、
でんぶもどき
(昨夜の残りの鱈をゆでてほぐし、甘辛く炒りつける)
を巻き巻き。
・・それぞれ個性が表れています
ま、食べれば一緒!ということで・・
あと、納豆巻と
(紅しょうが、万能ねぎ、炒りごまをたっぷり混ぜる)
ツナ巻も少しずつ。
先日教えていただいた
ぶりのつみれ汁をさっそく!
氷見の天然ものと
養殖ものを半々で・・
(この決断が潔くなかったか・・)
ちょっとぶりを細かくし過ぎてしまったのと
吸い地の塩加減がきつめになってしまったのとで
・・ちょっと惜しい仕上がりに・・
また近々必ずやリベンジを図りたいところ・・
昨日にひきつづき
かぶとにんじん、出汁昆布のさっぱり和え。
少し残っていた大根も加えます。
しっかり塩もみし、出汁+米酢+炒りごまで和えます。
・・止まらない。
南南東はこっちかなあと
とりあえず向き直ってぱくり。
南南東の先には
I LOVE YOUの文字が。
愛の力で鬼退治か・・