連休にパリへ行く友人の話を聞いていたら
無性にフランスに行きたい!となり、
とりあえずTSUTAYAでフランス映画を数本借りて
気持ちを落ち着けることにしました。
今日はコリーヌ・セロー監督の
「サンジャックへの道
」を。
フランス・ル・ピュイから
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの
巡礼の道中の笑い・涙を描いた作品です。
前作同様、大胆な社会風刺たっぷりで
思わずくすり、となります。
以前訪れたフランス南西部バスク地方の街
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーも
その巡礼の街のひとつ。
懐かしくなって、
そのときの写真や日記を見返してしまいました。
巡礼者用の宿が軒を連ねています。
看板に描かれている帆立貝は
巡礼のシンボルです。
ニーヴ川。
なんだかこの川と家の風景、
飛騨高山みたい・・
城壁を歩いて登って行くと
想像を絶する美しい風景が
目の前に広がります。
あいにくのくもり雨でしたが
そんなことを忘れるくらい。
この桜のような花は
なんという花だったのでしょう。
この美しい風景たちも
もちろん主要な目的だったわけですが、
いちばんのお目当てはやっぱり食べもの・・。
「Etche Ona(エッチ・オナ)」
というレストランに
行ってみたかったのです。
穏やかな笑顔を浮かべたマダムが
迎えてくれました。
前菜
パルメザンチーズを加えて作ったような
パリパリ香ばしいパイ生地的な土台の上に
トマト・玉ねぎ・にんにくなどのソース、
そしてソテーした海老とあさつき。
そしてお約束のエスペレット村の唐辛子
が
お皿の縁にぐるりとぱらり。
目に飛び込んでくるような、
お料理とお皿のコンビネーションが素敵です。
メイン
黒鯛のソテーとグリーンアスパラ。
黒オリーブ、白ごま、
そしてここでも唐辛子がアクセントに。
黒鯛の上に格子状に並べられたアスパラが美しくて・・
食べ終わってしまうのを惜しむように
ちまちま意地汚く食べたのを思い出します。
デザートはやっぱりガトーバスク。
でもお店ごとに少しずつアレンジが違って
比較する楽しみがあります。
ごく一般的なものは
ガレットのようなしっかり固めの生地の中に
黒さくらんぼのジャムが忍ばせてありますが、
ここのは
ソフトなタルト生地に
フランのようななめらかなフィリングと
さくらんぼのコンポート、
表面はアーモンドダイスをかけて香ばしく
焼きあげてあります。
ヴァニラアイスと一緒にいただきます。
・・そりゃあ美味しいに決まっています。
・・と、
過去のしあわせな旅の記憶にひたりながら、
束の間の旅行気分を味わうのでした。
ここで、
過去ではなく
現在進行形のフランスを
伝えてくれる素敵なブログのご紹介です。
パリ在住の友人・ゆりこ
の
日常のあれこれをつづったブログです。
なんだか自分までパリにいる気分になるような・・
ワイン、食、美術大好きな彼女のこと、
これからも興味深いトピックを期待しています!
そろそろこういうのが
恋しくなる季節です・・