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いちじくが好きです。

その独特の香りや
ぐにゃり、プチプチとした食感も
もちろん魅力的なのですが

好きであるいちばんの要素は
その淡い水彩画のような色合いと
「無花果」という字面に漂う奥ゆかしい雰囲気との
バランスにあるような気がします。
なんとも色っぽいたたずまいがある
食べ物だなあと思います。
人に例えるなら
いいにおいのするおねえさんみたいなかんじでしょうか。
・・おっさん的思考。

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トーストに
いちじくを大ぶりに切ってのせ、
メープルシロップと塩をひとつまみ。

これを、
いちじくの汁が滴り落ちないよう
大口開けてかぶりつくのが
たまらなくしあわせなのです。

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ここにカテージチーズをのせたり、
シナモンをふってみたりするのもよいし、
昨日のようにサラダに忍ばせて
ヴィネガー+オイルをまとったいちじくを
のせてもまた美味しい・・

なんかこう、
いちじくを食べてる自分まで
女度が上がっているんじゃないか・・
そんな錯覚に陥ります。
そんな意味でも
束の間の幸せを提供してくれる存在です。



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今日は根津のお寺まで
お施餓鬼の法要に行ってきました。

お寺の行事に参加するのは
大変ひさしぶりで、
色々なものがとても新鮮に映りました。
お坊さんの袈裟の色合いやデザインとか、
木魚のリズムとか。
アフリカ人がいたら
確実に激しく踊りだしそうな感じでした。

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住職の方の法話を聞いたり、
一緒にお経を読んだり、
そして舟を漕いだりして
なかなか貴重な時間を過ごしました。

さくらんぼと般若経。
なんともシュールな図ですが
実家からたくさんおすそわけしてもらいました。
皮はぷりっとはじけて中はソフト、
みずみずしい甘さで
気づけばたくさんの種の残骸が。

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そのあと母と神楽坂「紀の善」で
あんみつを食べながらひたすらしゃべる。

甘味処ってひとをおしゃべりにさせる
何かが存在するような気がします。

私はあんずあんみつを。
・・蜜はもっとこっくり濃ゆいほうが
うれしかったな・・という印象ではありますが。

夜は市ヶ谷の「中国飯店」にて
父も合流してひさしぶりに3人でごはん。
どれも美味しいのですが
今回は焼き餃子の皮にいちばん感動。

皮から手作りの水餃子の茹で残りを
焼き直したのに近いような
香ばしさともっちり感、粉の風味がしっかり感じられる
ものでした。

中の具も、一口かじると
ジューシーなスープがあふれ出てきて・・

総合的に
焼きショウロンポウみたいなかんじ
といったところでしょうか。


なんだかいつもと違う時間が流れていた一日で
ちょっとリフレッシュできた気がします。
お施餓鬼でリフレッシュ・・。